あそびのひきだし
2014.12.09
No.473 小正月(賽の神・獅子舞)
小正月の行事として地域に昔から伝わる賽の神(さいのかみ)と獅子舞をつくりましょう。
(新潟の保育園からの紹介です)
用意するもの
厚紙・スズランテープ(黄)・竹串・段ボール・色画用紙(赤・緑)・アルミホイル
作り方・遊び方等
- 1
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<賽の神>
厚紙で円錐を作る。スズランテープで、ポンポンを作る要領で薄めの房を作り、セロテープで円錐に貼る。するめ、願い札、みかんなどを竹串に付け、賽の神に刺す。
- 2
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<獅子頭>
立方体に近い形の段ボールに、図のように切れ目を入れて谷折りにする。赤い色画用紙を貼り、アルミホイルを歯に見立てて貼る。顔は自由に表現する。胴の部分は色画用紙にクレヨンで唐草模様もどきを描いたり、不織 布や風呂敷を使う。
- 3
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<お年玉>
お年玉袋の中身はおやつ。
- 4
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<ご神酒>
酒のかわりのミルク。
- 5
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<獅子の踊り>
BGMを流し、振り付けは自作自演。
過度な恐怖心を持たせないように保育者が姿をみせて演じる。
- 6
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獅子に頭を噛まれると、丈夫に育つと言われているので振り付けに取り入る。
年齢ごとの関わり方・配慮
・竹串の扱いには、十分に注意しましょう。
・大きい子どもたちには、賽の神や獅子舞の話等しながら、賽の神の飾り等を一緒に作ってもよいでしょう。竹串の代わりに厚紙をひも状に切ったもの等、安全に配慮したものを使いましょう。
ポイント
・地域や季節の風物詩を保育の中でも無理のない形でとり入れることは、文化の継承にもつながります。
・賽の神は、実際は3m以上もある大きなもので、竹の骨組みと稲わらで作り、古いお札とともに家内安全五穀豊穣を願ってお焚き上げをします。その時、木の枝に刺した餅やするめ、みかんなどを焼いて食べます。子どもたちの楽しい地域行事のひとつです。保育園ではミニミニ賽の神です。