まなびのひきだし
2014.05.19
虐待を疑われる家庭への対応
家庭・子どもに応じた対応
ポイント
1行為は受け入れられなくても、気持ちを受け入れる
2保護者だけを悪者にしない
3迷わず専門機関へ
4対応の際の注意
1.行為は受け入れられなくても、気持ちを受け入れる
「手をあげる」そのものの行為は受け入れられなくても、お母さんの辛い気持ちは理解してあげましょう。「お子さんに手をあげてしまうほど、○○さんも、お辛かったのですね。」その一言で、お母さんも救われるはずです。
2.保護者だけを悪者にしない
虐待が疑われるケースの多くは、保護者が周りに相談できずに悩んでいるはず。その保護者だけを責めずに、周りがサポートしていく事を伝えていきたいですね。
3.迷わず専門機関へ
虐待が疑われるような痣(あざ)を見つけたり、子どもの様子がおかしかったら、児童相談所などに相談しましょう。保育者にはその義務があります。
4.対応の際の注意
保護者の方が「虐待」という言葉を使う前に、こちらから「虐待」と決めつけるのは良くないです。また、保護者の方を責める様な発言も決してしないよう、丁寧に対応しましょう。
補足説明
[虐待を疑われるケース]
・顏や身体に痣(あざ)がある
・保護者が迎えに来ても帰りたがらない
・大声に異常におびえる
・お風呂に入っていない等の不潔な様子(ネグレクト=育児放棄の疑い)
・食事を食べていないような感じがする(ネグレクト=育児放棄の疑い)