まなびのひきだし
2016.08.16
【8月】夏が育むいきもの
午後、入道雲がモクモクと広がり、太陽を遮るほどの大きさになりました。
夏は気温が上がり積乱雲が発生しやすい季節なので、雲の様子を見るのも楽しいです。
学校の日除け棚ではゴーヤがいくつも垂れ下がり、絡まるツルが黄緑色の涼しい空間を作り出しています。
菜園に行ってみると、インゲン、トマト、キュウリは成長が早く毎日の様に収穫ができ、カボチャは日々大きくなり、立派な実をつけています。
子どもたちと、ツルや枝それぞれ実の付き方が違う夏の野菜を観察して楽しみましょう。
夏は大小様々な色とりどりの花が咲き綺麗です。
暑さに負けず華やかに咲くダリア、涼しさを誘うツルハナナスの花たちが目を楽しませてくれます。
近くを飛び回るハチたちを観察してみると、フヨウの花には足を踏みふみしながらお腹に花粉を付けるハチが、ランタナには小さな花から蜜を吸うミツバチが見られました。
庭先のフェンスではフウセンカズラの小さな実が風に揺れ、その涼しい雰囲気は暑さを忘れさせてくれます。 少し歩くと道端に見慣れない大きな風船のような実を付けた植物がありました。
花は可憐で小さいのですが・・・この実はちょっとグロテスクで、あまりのギャップにびっくりします!(南アフリカ原産の多年草)
夏の散歩では、季節の花々や木々の中にまだ黄緑色の栗や柿、松ぼっくりを見つけることもできます。
暑い真夏の自然から次の季節への興味や関心を広げるきっかけにしていきましょう。