まなびのひきだし
2016.04.18
【4月】いきものたちの春
夜の桜は月明かりや街灯に花々が浮かび上がり幻想的で、花びらがひらひらと舞う様子も素敵です。
★山々の桜
昨年咲いたスミレから種がこぼれ、玄関脇の草地に新たなスミレの花がいくつも咲き始めました。
毎年少しずつですが、花壇や鉢等からこぼれたり運ばれたりして自然に広がりつつあります。
★すみれ
★ムラサキハナナ
地域の道ばたでも、いくつかの草花が年々広がって定着しており、たくさん見かけるようになってきました。
石垣にはツタバウンランがあちこちにつるを伸ばし、密集して紫色のかわいい花を咲かせています。
道路わきの隙間からは、ナガミヒナゲシがオレンジ色の可憐な花を咲かせ、逞しく成長を続けています。
これらは外国から侵入した生物で繁殖力が強く、地域に生息する植物に変化をもたらすものもある様です。
★ツタバウンラン
★ナガミヒナゲシ
畑に残されたブロッコリーに花が咲き、大きな羽音をたててクマバチが飛び交い花の中に体をうずめていました。
また、花桃の木ではシジュウカラが忙しそうに花の間を動きまわり、花の蜜を吸っていました。
★クマバチ
★シジュウカラ
暖かな日差しに色とりどりの花々が咲き、まさに春爛漫です。
空き地のタンポポには蝶が舞い、いくつも連なる巣からアリたちが行ったり来たりする様子は、それぞれの春を喜んでいるようでした。
★たんぽぽ
★アリの巣
この春は芽吹きも早いようで、様々な色の若葉も目を楽しませてくれます。
子どもたちとゆっくりと歩きながら、春の草花や木々の様子に気づき地域の自然との関わりを広げていきましょう。