まなびのひきだし
2015.12.18
【12月】暖かな冬の始まり
冬の野菜も成長が早く出荷しても足が出てしまうと、丹精込めて育てた大根を廃棄する様子がテレビで映し出され、何とも言えない気持ちになりました。
道の脇には冬の花のビワやアロエが早々静かに花を咲かせ始めました。
冬に活動する虫たちも、気象の変化に合わせて生きる事は大変だろうと心配になります。
空を見上げるとジョロウグモが巣を張っているのを見つけました。
大人のジョロウグモは高い所に巣を作るようでここに居るのは、大きい方が雌で小さい方は雄だと思われます。
あまりにも大きさが違うのでびっくりしますが、冬を前に卵を産むので雌のお腹がとても大きくなっている様です。
暖かな日中の川面をカルガモが泳ぎながらエサを探し、川岸にはコサギが魚を狙ってじっと待つ姿が見られました。
草地ではキジバトが餌を探して歩まわり、綺麗な体の模様が印象的でした。
柿の木にはエサが少なくなる季節を前に、熟した実をとても美味しそうにほおばるムクドリたちの姿があり、しばらく立ち止まりにぎやかな様子を眺めました。
皆さんも子どもたちとこの時期どんな鳥に出会えるか、ゆっくり散策してみてはどうでしょうか?
夕方、窓の外を見ると幾重にも美しい色が重なる夕焼けが見えました。
こんな一瞬の変化や季節の移り変わり等、来年も様々な自然との出会いがあるようにと思っています。