まなびのひきだし
2018.04.24
62.領域環境その①
こんにちは。領域「環境」のねらいには、「身近な環境に自分からかかわり、発見を楽しんだり、考えたり、それを生活に取り入れようとする」とあります。
「身近な環境」というと「自然」ばかり思い浮かんでしまいます。他の「環境」をどのように取り入れたらよいでしょうか。
身の回りには様々なものがあります。それらに関わり、その特徴に合わせて使ったり、関わったりして、その特徴に気付いていくというのが領域・環境のねらいです。
保育指針の環境の項目は下に引用した通りです。
はい。
自然以外の、いろいろなものが含まれます。
それには玩具・遊具や機械などもあってよいでしょう。動植物の飼育栽培も含まれます。行事を含めて、季節の生活も入ります。
本当にいろいろありますね。
身近な環境の中には様々な記号や文字や数も使われているので、それも子どもは気付いたり、使ったりします。
記号もなんですね。
そう考えると、ことさら「環境」について取り入れると思わなくても、積み木でも色水遊びでも、また季節に応じた行事でも、環境の中の活動ということになります。
そうですね。
この続きは、また来週!
早く聞きたいな!
- 環境
- 周囲の様々な環境に好奇心や探究心を持って関わり、それらを生活に取り入れていこうとする力を養う。
- (ア)ねらい
- ①身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で様々な事象に興味や関心を持つ。
- ②身近な環境に自分から関わり、発見を楽しんだり、考えたりし、それを生活に取り入れようとする。
- ③身近な事物を見たり、考えたり、扱ったりする中で、物の性質や数量、文字などに対する感覚を豊かにする。
- (イ)内容
- ①安心できる人的及び物的環境の下で、聞く、見る、触れる、嗅ぐ、味わうなどの感覚の働きを豊かにする。
- ②好きな玩具や遊具に興味を持って関わり、様々な遊びを楽しむ。
- ③自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く。
- ④生活の中で、様々な物に触れ、その性質や仕組みに興味や関心を持つ。
- ⑤季節により自然や人間の生活に変化のあることに気付く。
- ⑥自然などの身近な事象に関心を持ち、遊びや生活に取り入れようとする。
- ⑦身近な動植物に親しみを持ち、いたわったり、大切にしたり、作物を育てたり、味わうなどして、生命の尊さに気付く。
- ⑧身近な物を大切にする。
- ⑨身近な物や遊具に興味を持って関わり、考えたり、試したりして工夫して遊ぶ。
- ⑩日常生活の中で数量や図形などに関心を持つ。
- ⑪日常生活の中で簡単な標識や文字などに関心を持つ。
- ⑫近隣の生活に興味や関心を持ち、保育所内外の行事などに喜んで参加する。