まなびのひきだし
2018.04.24
61.保育の判断
こんにちは。先輩保育者に「保育は判断の連続よ」と教えて頂きました。確かにそうだと思います。
でも、遊びに繋がる判断とは、どのように考えたらよいのでしょうか。
判断とは、AかBかCかと分かれ目になるときにどれにするかと考えて決めることです。
そのために、まずいくつもの選択肢があることに気付く必要があります。子どもの遊びが盛り上がったとき、給食の時間が近づいてきた。すぐに遊びを止めさせるか、待つか。
待ってみる。
待つとして、それをどう告げるか。他の子どもはどう対応するか。
う~ん。
そういう選択肢はその場では気付かないかも知れませんが、後で振り返ると、こうもできた、ああも出来たと思うこともあるでしょう。それを次の機会に活かしていきます。
どのように活かすのでしょうか。
子どもの遊びが面白そうだったとき、その続きを翌日も続けてもらいたいと思うこともあるでしょう。そうすると、そのための環境設定を工夫して、遊びが続くだけでなく、発展するように出来ます。
子どもの遊びのどれに注目し、どこを発展させ、どういう方向へと向けていくか。ここにも判断が働きます。
判断していくのですね。
保育中の判断は瞬時のものです。それは間違えるかも知れません。でも、うまくいくときも、そうでないときもあるのが、保育です。
それを後で振り返ると、別な選択肢が見えてきます。たくさんの選択肢があって、その中から選んで判断できることが保育を豊かにします。
ありがとうございます。また、お願いします。
さようなら。また来週!