まなびのひきだし
2015.07.06
【7月】移りゆく初夏の自然
雲に覆われた空の隙間から少しだけ日が差し込む日中、親子のカラスが電線に止まりにぎやかに鳴いています。
見上げると巣立ちして間もないのか、子ガラスは親鳥に甘えるように餌をねだり、親鳥は子ガラスに付き添いながら移動を続けていました。
★カラスの子
少し歩くと、石垣にたくさんのオカダンゴ虫をみつけました。
活発に動き回るもの、窪みの中で休むもの等、これだけたくさんオカダンゴ虫を見かけるのは、湿気の多い時期ならではです。
★オカダンゴムシ
垣根の葉に怪獣の様なグロテスクな幼虫を発見!何だろう?・・・・と近寄ると急に頭の方を持ち上げて固まったポーズになってしまいました。
イモムシなのに手の様なものもあるとても不思議ないきものは、シャチホコガの幼虫でした。
★葉を食べる幼虫
★固まった姿はシャチホコ!
梅雨の季節も後半に入り、道ばたや庭先では夏の草花を見かける様になってきました。
涼しげなツユクサは早朝に、ヒルガオはツルを絡ませたフェンス等でラッパ型の花を開いています。
毎年この時期に咲きはじめる鮮やかなノウゼンカズラや、色も豊富なキョウチクトウ(毒)等々、草花の季節も少しずつ移りゆくのを感じます。
★ツユクサ
★ヒルガオ
★ノウゼンカズラ
昨年も触れましたが、毒を持つキョウチクトウが咲く時期になりました。
可愛らしい花が地面にそのまま落ちる等、子どもたちの興味を引きやすい植物なので保育者が十分注意して子どもたちに知らせていきましょう。
★キョウチクトウ
梅雨の時期もあとわずか、夏へと移りゆく自然の姿を子どもたちとたくさん見つけて楽しみましょう。
★クモの巣に雨粒