まなびのひきだし
2015.06.16
【6月】雨上がりの散歩道
冬に花を咲かせたビワがこの時期、歌に出てくるロバの耳の様な葉の間から、オレンジ色の実をたわわにのぞかせています。
甘くて美味しいビワの実は、鳥たちもお気に入りでしきりにつつきに来る姿も見かけます。
雨上がり、元気になった紫陽花が花びらを濡らして静かに咲いていました。
紫陽花の色の違いは、土壌の成分の違いや開く時期の移り変わり等、諸説あるようですが移りゆく色の面白さや美しさで私たちを楽しませてくれます。
紫陽花は品種改良が進んでいて本当に沢山の種類と品種があるので、梅雨の合間の散歩等で子どもたちと花の形の違いや、色の違いを探しながら歩いてみるのも楽しいですね。
道ばたの草むらで何かが跳ねたので探してみると、ショウリョウバッタの赤ちゃんを見つけました。
葉の色と同化しているので目を凝らして探さないとなかなか見つけられません。
垣根から伸びた枝には、ユスラウメが赤く透きとおった実をつけていました。
宝石のような実は甘酸っぱくジャムや果樹酒等が作れますが、小鳥たちも好きな実なので収穫は鳥たちと競争です。
★ユスラウメ
雨が降り続いた夕方、南の空に虹の柱が浮かびあがりました。
ちょっとした気象の変化から、思いがけない光景に出合うことがあります。
このような時はチャンスを活かして、自然が作り出すほんの一瞬の現象を子どもたちと眺める事が出来るといいですね。