まなびのひきだし
2015.05.29
【5月】めぐる季節が育む
★ヒメアカホシテントウ
花の間を忙しそうにモンシロチョウが飛び交いながら蜜を吸い、幼虫たちはキャベツの葉をムシャムシャ食べて穴だらけです。
★モンシロチョウ
★キャベツを食べる幼虫
散歩中、道を横断するイモムシを危うく踏みそうになりました。きっと新鮮な餌か、蛹になる場所を探していたのだと思いますが、鳥等に見つかる危険もある中をイモムシは必死に歩みを続けていました。
★イモムシ
毎年この時期から発生するチャドクガの幼虫は、皆でお行儀よく並んで食事中!山茶花の葉も食欲旺盛な毛虫たちにはかないません・・・子どもたちは垣根等、狭い所に入り込んで遊ぶことが好きなので、この毒の毛に触れてかぶれない様に今年も発生に注意しましょう。
★葉についた毛虫たち
道ばたにあるアリの巣穴では、アリたちが忙しそうに動き回り、鉢合わせになるとお互いを触覚で確認しながら通り過ぎていました。アリはあまり視力が良くないそうで、触覚で相手から発する化学物質を判断し仲間なのかを確かめているそうです。
★アリ
★アリの巣穴
木々が芽吹くと、卵から孵化した幼虫たちがその葉を食べて育ち、その幼虫を雛鳥の餌にする為に親鳥は忙しそうに巣に運びます。自然の恵みは、それぞれが繋がりながら育まれていることにこの時期改めて気づかされます。身近な自然に生きるいきものたちを通して、子どもたちと地域の自然環境を見守っていきましょう。
★ハエトリグモの一種
★柿の花