保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集

まなびのひきだし

2022.01.04

■SDGsへの取り組み【みつろうラップでエコ体験!】

みつろうラップ

子どもたちと、SDGsを身近に感じましょう!
SDGsの目標のうち、目標12「つくる責任・つかう責任」、目標15「陸の豊かさも守ろう」に関わる取り組みです!

ご紹介するのはみつろうラップです。みつろうラップは、布にみつろう(蜜蝋)を染み込ませたラップのことです。手で温めると、みつろうが柔らかくなるので、器や食材に合わせて形を変えてラップすることができます。
※協力:にじいろ保育園江田

ねらい・目的

・プラスチックのラップの代わりに、繰り返し使えるみつろうラップを使うことで、プラスチックの削減に繋がります。
・子ども達と、日頃使っている物の素材を確認したり、どうしたらゴミを減らせるのかを確認することで、環境への意識を高めます。
・自分たちで実際に作ってみることで、物を大切にする気持ちを育てます。

内容・手順

子ども達にみつろうラップの説明をします

「みつろうラップ」ってなにかな?子ども達も聞きなれない言葉に疑問が浮かびます。
繰り返し使えるから、ゴミが減らせることや、好きな布で作れることを、実物を見せながら説明します。
アイロンの使い方や注意などを確認します
アイロンは高温になるため触ってしまうと火傷をしてしまうことを説明します。使う時には大人の人と一緒にすること、安全のために手袋をつけることを約束します。
先生と一緒に1人ずつラップを作ります


子どもの選んだ布に、みつろうチップを散らし、アイロンで溶かしていきます。

熱を冷まして完成! 早速使ってみよう!

冷めるまで待ちます。触ってみると、やや硬さのある布に変わっています。お友だちの物を見てみたり、匂いを嗅いでみる子もいます。手で温めると形が変わります。

工夫のポイント

・布がほつれないようにパイピングばさみでカットした。
・みつろうの量が均一になるように、1人ずつ小分けにしておく。並べ方も均一になるようにする。
・アイロンを5秒ぐらい動かさず、溶けるまで待つ。

注意点

・アイロンを使用するため、幼児以上のお子さんを対象にする
・危険がないように大人が付き、集中できる環境を整えてから行う

子どもの学び

・自分で選んだ布を使うことで、物への愛着が生まれる
・使い捨てではなく、繰り返し使うことはゴミを減らすことに繋がることに気付く
・普段から使い捨ての物を色々使っていること、他の物で代用できるかもしれない、という発想に繋がる
・新しい素材への関心が生まれる

園長からのコメント

・自分で作ることで、愛着も湧く。物を大切にする気持ちに繋がってほしい。

子どもたちからの声

・手であっためたら形が変わった!何に使おうかな。
・みつろうってちょっと変な匂い!
・アイロンって初めて使った!

保護者からの声

・みつろうラップを初めて知りました。
・持って帰ったみつろうラップは、野菜を包む時に使っています。


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