おやこのひきだし
2020.09.11
【年齢別】お風呂で使えるおもちゃを紹介。子どもとのお風呂を楽しく!
赤ちゃんに限らず、お風呂に入ると泣いてしまったり「お風呂」という言葉を聞いただけで拒否反応を起こして泣き叫んでしまったり、子どものお風呂嫌いで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
夜になるとママもパパも疲れているのに、お風呂が嫌いで泣かれるのは体力的にも精神的にもつらいものです。そこで、この記事では子どもとのお風呂を楽しくするおもちゃをご紹介いたします。
選び方や年齢別におすすめのおもちゃも解説するので、ママやパパが一日の最後に力を振り絞らなくてもスムーズに子どもをお風呂に入れられるおもちゃを探してみてください。
赤ちゃんや子どもがお風呂を嫌がるのはなぜ?
お風呂は体の汚れを落としてさっぱりして気持ちいいという事を知っている大人にとって、どうして子どもがそこまでお風呂を嫌がるのか分からないというのが本音でしょう。
しかし、子どもがお風呂を嫌がるには理由があります。どうしてそこまで嫌がるのか、一度お風呂での出来事を振り返ってみるとよいかもしれません。
お風呂を嫌がる理由
子どもがお風呂を嫌がるのにはいくつかの理由が考えられます。
- 熱いお湯に入れられた、かけられたなどのトラウマ
- お風呂場が暗くて怖い
- 遊びが強制的に中断される
- 食後すぐのお風呂
まだお喋りができない赤ちゃんは、熱いお湯に入れられたり掛けられたりしても気持ちを言葉で伝えられないため、泣いて拒否するしかありません。そのことがトラウマとなりお風呂が嫌いになることもあるでしょう。
お風呂場が暗くて怖いと感じている場合も同様に、少しずつお風呂場は怖くないと感じられる雰囲気作りが必要です。そうすることで、子どもたちも安心してお風呂に入れます。
また、遊んでいる最中に「お風呂に入るよ」と声を掛けられたことをきっかけに、強制的に遊びを中断させられるのが嫌でお風呂が嫌いになっている子もいます。この場合は、「何時になったらお風呂に入ろうね」と前もって予告しておくとよいでしょう。
お風呂でおもちゃを使うメリット
子どもも大人もストレスがなく楽しくお風呂時間を過ごすには、お風呂で使えるおもちゃがおすすめです。もちろん、お風呂が楽しくなってお風呂が好きになってくれることが一番ですがそれ以外にもメリットはあります。
たとえば、お風呂で使えるおもちゃは多種多様なものが販売されているので、知育おもちゃや指先のトレーニングとなるおもちゃなどを選ぶと、ただ遊ぶだけではなく「楽しい」にプラスαの遊びができます。
また今までは泣き叫び、早く上がりたいと騒ぐ子どもを早くあげるために自分のメンテナンスは後回しにしていたママも子どもが遊びに集中しているときは美容に徹し、自分磨きをする時間を作ることもできるのもメリットのひとつです。
お風呂のおもちゃの選び方
具体的なお風呂のおもちゃをご紹介する前に、お風呂で使うおもちゃの選び方について解説していきます。おもちゃ売り場に足を運んでみると、たくさんの種類のお風呂のおもちゃが並んでいるので、どれを購入したらよいのか悩んでしまいますよね。
選び方のポイントを押さえて、子どもに合ったおもちゃを選んでいきましょう。
子どもの年齢に合わせて選ぶ
お部屋の中で遊ぶおもちゃと同じように、お風呂で遊ぶおもちゃも子どもの年齢に合わせて選びましょう。お風呂のおもちゃも赤ちゃん用~幼児用など幅広くそろっています。
子どもたちが楽しく遊ぶには年齢に合ったおもちゃを選ぶのがポイントです。あまりに年齢から外れているおもちゃは興味を示さなかったり難しすぎてうまくできずに泣いてしまったり逆効果となる可能性もあります。
また、小さい部品などが含まれているおもちゃの場合、誤飲など子どもたちを危険にさらしてしまうこともあるので対象年齢なども確認して選ぶとよいでしょう。
「お風呂でしかできない」おもちゃが魅力的
はっきり言ってしまうと部屋の中で遊べるおもちゃをお風呂で使っても、あまり子どもたちは興味を示さないかもしれません。お風呂でしか遊べない「特別」なおもちゃであればあるほど子どもたちのお風呂へ入るという意欲を生み出します。
水や泡を使うおもちゃ、水に濡らしたり水温で色の変化が楽しめる一工夫されたおもちゃは子どもたちの興味を誘うのでおすすめです。
子どもの趣味に合わせて選ぶ
赤ちゃんのときは与えられたおもちゃで遊ぶことがほとんどですが、成長とともに興味を抱くものに差が出はじめます。シャワーや水鉄砲で水を掛け合うのが好きな子もいれば、水をかけられるのが嫌いでジュース屋さんごっこをするのが好きな子もいるでしょう。
日頃からどんなことをして遊ぶのが好きなのかを考えて、選んであげるのがポイントです。性別などには囚われずに、子どもが夢中で遊べるおもちゃをプレゼントしてあげると楽しいお風呂タイムになりますね。
危険なおもちゃではないことを確認!
安全なおもちゃであるか気になる場合は「STマーク」が付いているか確認してみましょう。STマークは安全面に注意深く作られているおもちゃであるかを証明するもので、業界が推奨するおもちゃでもあります。第三者検査機関による適合検査により、ある一定の基準を満たしていなければ合格できないので、STマークが付いているということは安心して使えるということ。
STマークが付いていないと危険なおもちゃということではありませんが、プレゼントなどを選ぶときはSTマークが付いていると安心して送れますね。
子どもに選ばせるのも◎
いくら子どものことを知っている親であっても、購入したおもちゃに見向きもされなかったという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
子どもをおもちゃ売り場に連れて行くと長くなるから行きたくない、という気持ちも分かりますが、楽しく遊べるおもちゃを自分で選んでもらうことが無駄にならなくて済む方法でしょう。自分で欲しいおもちゃを選べる年齢の子は、一緒にお風呂で遊べるおもちゃを選びに行ってみてはいかがでしょう。
電池が必要なおもちゃもある
中にはお風呂のおもちゃでも電動のものもあります。自動でシャワーがでたり、水が流れたりするものや音が出るものなど魅力的なおもちゃですが、使用するには電池が必要となるので家になければおもちゃと一緒に電池も購入しなければいけません。
「今日のお風呂は新しいおもちゃで楽しもう!」と意気揚々と子どもたちをお風呂に誘ったものの、すぐに遊べなかったなどの最悪の事態になってしまうかも。
最近のおもちゃは電池が必要であれば、箱に「単3電池4本必要」などの記載があります。電池を使わないおもちゃも多いですが、使い方と一緒に電池の有無も確認するようにしましょう。
【年齢別】お風呂で遊べるおすすめおもちゃ
ここでは年齢別でおすすめのおもちゃをご紹介いたします。お風呂で遊ぶおもちゃを選ぶときのポイントも年齢別で一緒に解説するため、何を購入したら分からないという方は参考にしてみてください。
【0~1歳】お風呂のおもちゃを選ぶポイントとおすすめおもちゃ
赤ちゃんは複雑な遊びはできません。水に浮かぶボールや水を汲んで遊べるカップなど単純な遊びができるおもちゃがおすすめです。
視覚もまだまだ発達段階にあるので、色のはっきりとしたカラフルなものや分かりやすい顔が描かれているもののほうが興味を示します。また、お風呂に入っていると水に濡れておもちゃを掴めないこともあるため、赤ちゃんでもつかみやすい形状のおもちゃを選びましょう。
カラフルなボールやカップ
湯船の中でぷかぷか浮かぶボールは赤ちゃんにとっては不思議なもののひとつ。沈めても投げても浮かんでくるボールに興味津々です。濃い色のほうが赤ちゃんは認識しやすいので、鮮やかな色合いの物を選ぶのがポイント。カップも水を汲んで自分にかけてしまい、かわいい反応も見られます。
泳ぐトイ
ネジを回して足をばたつかせながら泳ぐ昔ながらのアヒルや魚のおもちゃは、ママやパパが手を放しても勝手に動くので赤ちゃんも頭の中が「?」でいっぱい。泳ぐアヒルを見て喜ぶ子がほとんどですが、中には音が大きくてビックリすることもあります。
いきなりお風呂でやると音が大きく反響してトラウマとなりお風呂が嫌いになってしまう可能性があるので、音が静かなことを確認してからかまずは部屋で試してみるのがおすすめです。
シャワーカップ
シャワーカップは通常のカップとは違い、細かい穴がいくつか空いていて水を入れればシャワーのように流れ出てくるカップです。シャワーカップはキャラクターのものも多く販売されており、砂場遊びのときでも使えるのも人気のひとつ。長い期間遊べるおもちゃなので、一家にひとつあってもよいかもしれません。
【2~3歳】お風呂のおもちゃを選ぶポイントとおすすめおもちゃ
2歳頃までに指先が徐々に器用になってくるので、ボタンなどちょっとした仕掛けがあるおもちゃが興味をそそります。2歳になるとイヤイヤ期が始まったり、3歳になると自己主張をするようになったりとお風呂になかなか入ってくれなくなる時期です。
子どもの興味のあるおもちゃや好きなキャラクターのおもちゃを選んで、楽しいお風呂時間にしてあげることがスムーズにお風呂時間につながるかもしれません。
お世話セット
お世話セットはお風呂専用のもの以外にも、お部屋で遊ぶお人形と一緒にお風呂に入れるタイプのものがあります。お風呂に入ると髪の毛の色が変わるものなど、さまざまな仕掛けが施されていて大人でもちょっと気になるおもちゃかも知れません。人形の中に水が入ってしまっても、分解できるタイプもあるので購入前に確認してみるとよいでしょう。お世話に興味を示している子どもにおすすめのおもちゃです。
水鉄砲
盛大に水を掛け合いたいという子には水鉄砲がおすすめです。ピストルタイプのほかにも、プラスチックでできた動物が水を吹き出すかわいいタイプの水鉄砲もあります。狙えるようになったら、的を用意して当てられるか親子で勝負しても楽しいですね。
水が流れるおもちゃ
音が鳴ったり、自動で水が流れたりするおもちゃは楽しさ倍増です。自分でお湯を汲んで流すタイプのおもちゃもありますが、自動で水が流れるのは子どもの好奇心を掻き立てるのでしょう。この手のおもちゃは何種類もの遊び方ができるので、飽きがこずに長い期間遊べるのもおすすめポイント。ただ、水を無駄にしてしまわないような工夫は必要です。
魚釣り
筋肉が発達して、力加減を調整できるようになったら魚釣りがおすすめです。100円ショップなどでも購入でき、リールで糸を出し入れできる本格的な魚釣りのおもちゃまで販売されています。マグネットで釣るタイプと引っ掛けるタイプのものがあるので、子どもに合わせて購入してみてください。湯船に魚を浮かべると本格的な釣りを楽しめますよ。
【4~5歳】お風呂のおもちゃを選ぶポイントとおすすめおもちゃ
自分で物事を考え指先を使った細かい作業もできるようになる年齢です。パズルはひらがなやアルファベットのマットで無理しない程度で学びを取り入れてもよいでしょう。
保育園や幼稚園へ通うようになり親子のコミュニケーションの時間が減ったこの頃の年齢は、親子で一緒に遊べるようなおもちゃを選んでお風呂時間をコミュニケーションの時間とするのもよいかもしれませんね。
壁にくっつくパズル
マグネットとは違い、水で濡らすことでお風呂の壁に吸着する素材で作られたパズルがあります。大人はどうってことありませんが、子どもにとっては壁にくっつくという現象はとても興味があるでしょう。そこにプラスしてパズルが組み合わされれば、指先のトレーニングや知育にもつながります。子どもたちも楽しみながら、知らずのうちに学んでいる。そんなお風呂時間になるおもちゃです。
お風呂マット
お風呂マットも壁にくっつくパズルと同様に、水で濡らすとマットがお風呂の壁に吸着します。最初はひらがなからはじめて、レベルアップしたらアルファベット。興味があれば日本地図などを使って、地名や場所を覚えることもできます。クイズを出し合いながらお風呂時間を過ごすと、子どもと一緒に大人も楽しく学べるおもちゃです。
ごっこ遊び
ジュース屋さんや消防士さん、泡を活用してアイスクリーム屋さんなどごっこ遊びができるおもちゃを選んであげるのもよいでしょう。部屋の中で行うごっこ遊びはだいたいおもちゃを使いますが、お風呂の中だと水や泡などリアルなものを使ってごっこ遊びができるので子どもたちの遊びへの意欲も高まります。
一緒に入ると相手役をしなければいけなくなるかもしれませんが、子どもたちがお風呂を好きになってくれるきっかけを作るのにはよいですね。
お風呂用クレヨン
お風呂用のクレヨンは水で流せる特殊な素材で作られているので、お風呂場の壁に落書きし放題。部屋の中で壁に落書きをすることは、ほとんどの家で禁止していることだと思いますが、お風呂用クレヨンを使えばお風呂の中では思う存分壁に落書きができます。
普段は禁止されていること、やると怒られてしまうことを「お風呂に入るとできる」という特別感を満たしてくれるおもちゃです。
まとめ
お風呂が嫌いな子に、言葉で説得してお風呂を好きにさせるのは至難の業です。子ども自身にも考えがあり、何かしらの原因でお風呂を嫌がっていることが考えられます。
お風呂のおもちゃをうまく活用することも、お風呂を好きにさせるきっかけのひとつとです。
スムーズにお風呂時間を過ごせるように、子どもがお風呂を楽しめるおもちゃを選んでみはいかがでしょう。