保育士のひきだし
2020.08.03
【9月】園だよりのあいさつ・書き出し・文例・話のネタを紹介!保育園・幼稚園で活用しよう
9月の園だよりは夏休みやお盆休みといった長期休みが終わって、久々の登園となる子も多いので、保護者の方への連絡や2学期の行事についてお知らせする大事なおたよりになります。
まだまだ残暑が残り、夏場の疲れも出てくる時期。体調面を気にかける文面も入れていきたいものですね。おたよりの書き出しを考えるのは、最初は難しいと感じることも多いかもしれません。この記事では9月の園だよりに使える、おたよりの文例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
9月はどんな時期?
幼稚園は長期の夏休み、保育園はお盆休みなどで長いお休み明けで久々に登園となる子どもも多い9月。運動会や作品展、秋祭りといった行事が待っているため、行事の練習に力を入れていく時期でもあります。
暦の上では秋とはいっても、まだまだ残暑が厳しい季節。プール終いやお泊り保育といった直近の行事の様子を交えながら、9月らしい文面にしていくとより親近感のあるおたよりに仕上がりますので参考になさってくださいね。
【9月】園だよりの書き出し・あいさつの文例
- 朝晩は涼しくなりましたが、まだまだ残暑の残る毎日、体調管理に気を付けて過ごしていきたいですね。
- 園庭では赤とんぼが飛び交うようになりました。子どもたちが捕まえようと追いかける姿を見ると、秋が来たなと感じます。
- 秋には楽しい行事がたくさんあります。運動会でどんな姿を見せてくれるか今から楽しみです。
- ヒグラシの鳴く声が届く季節になりました。暑さも徐々に和らぎ、秋のにおいが感じられます。
- ミンミンゼミが鳴いて夏真っ盛りの公園も、ツクツクボウシの鳴き声に変わりつつあります。
- 夏休みの思い出を嬉しそうに教えてくれる子どもたち。水遊びや夏祭りといった行事を終えて、また一回り成長した姿を見せてくれています。
- プール終いの集いでは、夏の間お世話になったプールに感謝の気持ちを伝えました。今年の夏も事故なくプールを終えることができホッとしています。持ち物のご協力ありがとうございました。
- セミの鳴き声がいつの間にか聞こえなくなり、代わりにリンリンと鈴虫の鳴き声が聞こえています。
- 散歩先の公園では色とりどりのコスモスが満開になり、秋の訪れを感じます。
- 秋の自然は子どもたちの宝箱。目を輝かせながらどんぐりや色づいた葉を見つけて教えてくれます。
【9月】園だよりにつかえる文例
子どもたちの姿の文例
- 喃語でお話することが増え、お友達や先生とコミュニケーションをとろうとする姿が少しずつみられるようになりました。
- 最初は恐る恐る手を入れていた水遊びも、今ではダイナミックに遊ぶようになりました。来年はどのような姿を見せてくれるか、今から楽しみです。
- ○○組のブームはパズル。最初は4ピースほどの簡単なパズルからスタートし、最近は8ピース、12ピースと少し難しいパズルにも挑戦しています。
- お散歩では一足早い秋の気配に大喜びの子どもたち。虫の声を聴くと「あ!」と指をさして教えてくれるようになりました。
- 夏から始めたトイレトレーニング。子どもたちも少しずつトイレで用を足すことが増えてきました。
- お休みの間もプールや水遊びを楽しんだおかげでしょうか。水遊びにもすっかりと慣れて、意欲的に取り組む姿が見られています。
- お泊り保育の出来事をキラキラした目で教えてくれる子どもたち。夏の思い出の一つとして心に刻まれたことを嬉しく思います。
保健の文例
- 9月9日は「救急の日」。天気がいい日も多く戸外で遊ぶ事も増えるのでけがも多くなる時期です。
- 救急の日にあわせて、応急処置のやり方やご家庭の薬箱の中身を見直してみるのもいいですね。
- 9月に入り日中は残暑が厳しい日もありますが、朝晩を中心に涼しい時間も増えてきました。気温差で体調を崩しやすいので子どもの様子で気になる事があればご連絡ください。
- 夏の疲れが出てくる時期です。久しぶりの集団生活で体調を崩す事もあります。
- 朝晩は涼しくなったものの、まだまだ残暑が残り、日中は暑い日も多いです。水分補給をこまめに行い体調の変化に気を配りましょう。
食育の文例
- 春の七草があるように、秋にも七草がある事を知っていますか?秋の七草は食べるのではなく目で見て楽しむもの。ぜひ見つけてみてくださいね。
- 新米の季節にもなりました。お米には、たんぱく質、ビタミン、脂肪、といった体を作る源になる栄養分がたくさん含まれています。特にでんぷんは、体内でブドウ糖に変化し、脳を活性化させる働きをします。朝ごはんをしっかり食べて元気に一日過ごしましょう。
- 秋の食材といえばきのこ。きのこは野菜と同じく身体の調子を整えてくれる食べ物です。苦手な子も多いですが、切り方や味付けを工夫して、楽しく食べられるようにしたいと思います。
- 食欲の秋という言葉があるように、秋に旬を迎えるおいしい食べ物がたくさんあります。園では旬の食材を取り入れた献立を計画しています。
保護者へのお願いの文例
- 半袖から長袖へと着る物も変わってくる時期です。今一度記名がしっかりされているかの確認をお願いいたします。
- 子どもの成長は早いもの、着ている服のサイズがいつの間にか小さくなっている事も多いです。子どもが自分で着脱しやすいよう、丁度良いサイズの用意をお願いいたします。
- 休み明けは生活リズムが崩れやすくなります。早寝早起きをしている、朝ごはんを食べている、排便をしている、一つずつ再度確認して、少しずつ園生活のリズムを取り戻していきましょう。
- 朝晩は涼しくても日中は暑い日が続いています。タンスの中の衣類の見直しもお願いいたします。
行事予定・祝日の文例
- 9月1日は「防災の日」です。万が一の場合に備えて、避難経路や避難の確認をこの機会にご家庭でも確認しあいましょう。非常持ち出し袋や非常食のチェックも行っておくといいですね。
- 園では、地震や火事だけではなく台風の水害を想定した避難訓練を定期的に行っています。9月1日の「防災の日」にあわせ、9月の避難訓練は総合避難訓練として2次避難先の○○までの非難を予定しています。
- 9月の第3月曜は「敬老の日」です。おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に遊んだり、遠方にお住まいであれば電話をしたりして、楽しい時間を過ごしてみてくださいね。
- 秋の彼岸の中日にあたる「秋分の日」は祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日として国民の祝日に定められています。園でも秋分の日の由来を伝え、おやつにおはぎを予定しています。
- ○日は運動会があります。子どもたちはこの日のためにたくさん練習してきました。当日はあたたかい声援をよろしくお願いいたします。
- 来月の運動会に向けて、子どもたちは毎日張り切って練習をしています。○○組のリレーの練習では「ここはこうしよう!」「次は負けない!」と切磋琢磨しています。当日はどんな走りを披露してくれるのか、今から楽しみです。
【9月】おたより作りに悩んだ時の小ネタ
おたよりを作っていてスペースが余ってしまった時に使える小ネタ。9月ならではの小ネタを取り入れると、保護者の方が読みやすくなります。
9月のうた
9月にぴったりの秋の歌。おたよりに記載しておくと家庭でも一緒に楽しむことができます。
- こおろぎ
- むしのこえ
- あかとんぼ
- とんぼのめがね
- おおきなくりのきのしたで
- 山のワルツ
- やまのおんがくか
- バスごっこ
- つき
- 十五夜おつきさん
- うさぎうさぎ
- まつぼっくり
- 小さい秋見つけた
9月の絵本
保育園でどんな絵本を読んでいるのか保護者の方も気になるもの。9月に読みたい十五夜や敬老の日にあわせた絵本を選びました。
- おばあちゃんすごい!
- はやくあいたいな
- だってだってのおばあさん
- もったいないばあさん
- いいからいいから
- ぼくのおじいちゃん
- パパ、お月さまとって!
- おつきさまこんばんは
- おつきみうさぎ
- ぼく、おつきさまがほしいんだ
- たぬきのおつきみ
- おつきみバス
- だんごたべたい
9月の小ネタ
9月ならではの小ネタもご紹介いたします。
- 秋の七草をご存知ですか?「萩(はぎ)薄(すすき)桔梗(ききょう)撫子(なでしこ)葛(くず)藤袴(ふじばかま)女郎花(おみなえし)」春の七草と違い秋の七草は目で見て楽しみます。
- 台風が多い季節になりました。園では避難警報が発令された場合、休園になる事があります。休園になる場合は園の連絡システムでお知らせいたします。
- 稲刈りのシーズンになりました。○○組で育てた田んぼのお米も稲穂が黄金色に輝いています。
- 今年の十五夜は○月○日です。保育園では歌や絵本で十五夜の意味を伝えながら、食育の一環として月見団子を作るクッキングを行います。
まとめ
9月のおたよりの文例をご紹介いたしました。○○の秋という言葉があるように、新しくなにかを始めるにもちょうどよい季節。保育園ならではの○○の秋を探して保護者の方にご紹介するのも面白いかもしれません。
夏休みを終え、久しぶりの登園となる子どもたちも多く、秋は行事も多い季節なので保護者の方が周知できるようにおたよりを活用していきましょう。