おやこのひきだし
2020.07.20
出産祝いのプレゼントにおすすめの品を紹介。気をつけたいポイントもあわせて解説!
友人や会社の同僚に赤ちゃんが産まれたから出産祝いを贈ってお祝いをしてあげたい。でも、どんなプレゼントを選べば喜んでもらえるのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、出産祝いのプレゼントにおすすめの品をご紹介します。出産祝いを贈るときに気をつけたいポイントもあわせて解説しているので、参考にしてください。
出産祝いのマナーを知ろう
プレゼントの品を選ぶ前に、まずは出産祝いのマナーについて知っておきましょう。赤ちゃんの誕生を喜んでいるお祝いムードの中で、マナーにそぐわないプレゼントを贈ってしまうと、嫌な気持ちにさせてしまうかもしれません。ここでは、出産祝いのマナーについてご紹介いたします。
出産祝いの金額は相場に合わせる
出産祝いを選ぶとき、最初に悩むのは金額ではないでしょうか。出産祝いの相場は贈る相手との関係性で、おおよその金額は決まっています。
- 親しい友人や同僚の場合5000円~1万円
- 兄弟や親族の場合は1万円~3万円
- ご近所さんなどの知り合い程度なら1000円~3000円
親しい友人同士でお金を出し合って、1つのものを贈るのもOKです。しかし、出産祝いをもらったらその品の金額に対して、半額もしくは1/3相当のお返しをすることが一般的です。あまり金額が大きくなると、相手の負担になってしまうので予算に気をつけて選ぶようにしましょう。
出産祝いを送るベストなタイミング
赤ちゃんが産まれたら「いち早くお祝いを贈りたい!」という気持ちはとても分かります。しかし、赤ちゃんが産まれたばかりのママは最低1週間ほど入院しなければいけません。入院中も赤ちゃんのお世話や診察と想像以上に忙しい時間を送っています。
そのため、出産祝いを贈るタイミングはママと赤ちゃんが退院した後の産後1週間~1カ月以内が目安です。
直接会って渡せない場合やママや赤ちゃんの体調が優れないときは、宅配で贈るのがおすすめです。ママと赤ちゃんが自宅に戻って落ち着いた頃に宅配で届くように、日にち指定をしておきましょう。
ただし、赤ちゃんは物音に敏感です。せっかく寝付いてママがゆっくりできると思ったときに宅配の呼び出し音が鳴り、起きてしまうこともあります。希望の時間帯があるか直接聞いておくとよいかもしれません。
時間を置いてから報告を受けた場合でも焦らなくて大丈夫です。報告を受けてから1カ月以内に贈れば問題ないため、喜んでもらえるプレゼントをゆっくり選びましょう。
縁起の悪いものや大型家具はさける
出産祝いには、贈るのを避けたほうがよい品があります。下記の品は、一般的に縁起が悪いと言われています。
- 「刃物」は縁を切るという意味合いがありお祝いの贈りものとしては適していません
- 「ハンカチ」は涙を連想させてしまうため、避けたほうがよい品のひとつ
- 「日本茶」や「のり」などの弔事で使用される品も適していない
せっかく贈るなら実用的なものをプレゼントしたいと考える方も多いと思います。しかし、贈る相手のリクエストもなしにベビーカーやベビーベッド、ベビーバスなどの大型家具は控えたほうがよいでしょう。置く場所に困ったり、すでに購入している物だと、無駄になってしまうので注意しましょう。
出産祝いのおすすめ品
それでは実際にどのような出産祝いの品が喜ばれるのか、おすすめをご紹介いたします。
華やかで実用的な、おむつケーキ
出産祝いのプレゼントの中でも、もっともベーシックとも言えるのが「おむつケーキ」です。
おむつケーキとはおむつやハンドタオル、ぬいぐるみやおもちゃなどがケーキのようにデコレーションされた実用的なプレゼントです。子育て中のママがもらって困るものは入っていないため、何にしようか迷ったときはおむつケーキがおすすめです。
おむつのサイズも選べるので、出産祝いを贈るときの赤ちゃんの成長具合にあわせて贈ることができます。デザインも女の子用と男の子用のさまざまなものがありますし、かわいいキャラクターのおむつケーキもあります。タオルなどに名前を入れられるサービスもあり、定番アイテムですが十分に喜んでもらえるでしょう。
もらって困らない、コットンタオル
産まれたばかりの赤ちゃんは肌が柔らかく、コットンなど柔らかい素材でできたタオルがとても重宝します。赤ちゃんには新品で気持ちがいいタオルを使ってあげたいというママも多いでしょう。
タオルはお風呂上がり以外にも、寝具やおくるみとしても使えるので、たくさんあっても困りません。大きいサイズだけではなく、お出かけのときにバッグに入れておける小さめのハンドタオルとセットになっているものも喜ばれるでしょう。
お出かけを楽しめる、ベビー服
ベビー服は実用的で喜ばれる出産祝いの1つです。ミルクで汚れたり汗をかいたりと赤ちゃんはまめに着替えが必要です。また、普段着は洗濯する回数も多く汚れも目立つため、外出するときのおしゃれ着をプレゼントするのもよいでしょう。
ただしベビー服はママやパパの好みに合わなければ、お蔵入りとなってしまうかもしれません。頭に入れておきましょう。
万能アイテム!ガーゼおくるみ
ガーゼおくるみは肌触りがよく、赤ちゃんの肌にぴったりです。またガーゼは軽量でコンパクトに折りたためるため、外出時にも気軽に持ち出すことができます。
おくるみとして活用するほか、お昼寝時のブランケット、授乳時の目隠し、夏場には涼感な湯上がりタオルとしてマルチな使い方が可能です。洗濯しても乾くのが早いので、清潔を保つこともできるのもガーゼ素材のよいところでしょう。
見逃しがち、意外に便利なポンチョ
ポンチョはおしゃれの1つと考えられていることが多いと思いますが、ベビーポンチョはとても便利な子育てアイテムです。
ポンチョは3つの用途から選ぶ必要があります。
- 防寒対策用
- 湯上がり用
- 紫外線対策用
「防寒対策用」は厚手の生地でできていて、寒いときにサッと上に羽織るだけで寒さをしのぐことが可能。「湯上がり用」はタオル地なので、お風呂上がりに体を拭き、そのまま着せておけば赤ちゃんがタオルを剥ぎ取ってしまう心配はありません。その間にママやパパが身支度を済ませれば赤ちゃんが寒い思いをしなくて済みます。
「紫外線対策用」は薄手でUVカット機能がある素材を使用しているポンチョです。夏場に日焼け止めを塗るのを嫌がる場合や直接日光を浴びないことで熱中症対策にもなるでしょう。
ボタン1つで着用ができるので手軽に使えることと、成長が早い赤ちゃんでも比較的長い時期着用できるのがポンチョのよいところです。
赤ちゃんの初めての食卓を彩るベビー食器セット
ベビー食器は赤ちゃんが産まれてすぐに使うものではありません。離乳食が始まる生後6カ月ころから活躍するプレゼントです。ベビー用品専門店には、赤ちゃんが使っても安心な素材でできているお皿やマグ、スプーンやフォークがセットになったギフトがあります。大きくなっても使えるので、長い間使えるプレゼントを贈りたいと考えている方にはおすすめです。
離乳食を作るために必要なすり鉢やおろし金もセットになっているものは、離乳食がスタートするときに買い足す必要がないので喜ばれるでしょう。
ママの気分が上がるおしゃれなおむつポーチ
赤ちゃんのおむつが外れるまで、外出の際におむつは必需品です。直接おむつをバッグに入れるのは衛生的にあまりよくないので、おむつポーチがあるととても便利です。
赤ちゃんが産まれるとママは自分のことより赤ちゃんを優先してしまうため、おしゃれを我慢してしまいがち。といっても、女性はおしゃれなものが大好きです。
子育て中は外出するにも一苦労ですが、おしゃれなおむつポーチが目に入るだけで少しテンションもあがるのではないでしょうか。ママの気分が上がるようなデザインのおむつポーチを贈ってあげると喜ばれるでしょう。
プチおしゃれを楽しめるスタイ
新生児期は、スタイは必要ありません。また、よだれがたくさん出る子も入れば、ほとんど出ない子もいるので、成長に合わせて準備する人がほとんどでしょう。
しかしスタイは、赤ちゃんのファッションアイテムの一つでもあります。蝶ネクタイやフリルなど、おしゃれなデザインのスタイなら服とのコーディネートも楽しくなりますね。よよだれが出ていなくても使えるようなおしゃれなものを選ぶとよいでしょう。
3000円以内で購入できるので、プチギフトや低予算で考えている方にはおすすめのプレゼントです。
喜ばれる出産祝いを選ぶコツ
出産祝いを贈るなら、できるかぎり喜んでもらいたいですよね。そこでここでは、ママとパパに喜ばれる出産祝い選びのコツをご紹介いたします。
ママとパパもうれしい名前入りギフト
出産祝いのサービスとして、お祝いの品に赤ちゃんの名前を入れくれるものもあります。産まれたばかりの赤ちゃんの名前が入っているアイテムはとても特別感があり、喜ばれます。
赤ちゃんのお世話で忙しく、なかなか自分たちで名入れのものを購入する機会はありません。名前が入っていることで、「この子のことを考えて選んでくれた」「1つ手の込んだ贈りもの」と感じてもらえるでしょう。もちろん、誤字やローマ字表記などに間違いがないかしっかり確認することを忘れずに。
ベビー服は長い間着られる70cm~80cmがベスト
赤ちゃんはとにかくあっという間に大きくなってしまいます。そのため、出産祝いでベビー服を贈る場合は大きくなっても着られるサイズやデザインを選びましょう。出産祝いではすぐに使えるものを選びがちですが、ベビー服は少しくらい大きくても着ることはできます。
そのため、出産祝いでベビー服を贈るなら70cm~80cmがおすすめです。産まれたばかりの赤ちゃんの服のサイズは50cm~60cmですが、せっかくプレゼントでもらってもすぐに着られなくなってしまい、準備した分で間に合ってしまう場合がほとんどです。
70cm~80cmであれば長い間着ることができ、着替えがたくさん必要になる頃にはジャストサイズ。その頃には、お出かけも楽しめるようになるので、少しだけおしゃれな洋服をプレゼントするのもよいでしょう。
本当に欲しいものを直接本人に聞くのもOK!
「他の人とかぶってしまわないか」「どんなものが喜ばれるか分からない」と悩んでしまう方も多いでしょう。もし、直接聞ける間柄なら本人に何が欲しいか聞くというのも1つの手段です。直接欲しい物を聞くことは出産祝いでのマナー違反にはならないので安心してください。
特にベビー服やベビーシューズはサイズが合わなければ、着用することがないままで無駄になってしまいます。せっかくなら着てほしいですよね。
聞き方としては「何が欲しい?」と聞いてしまうと、相手も遠慮してしまい本当に欲しい物を言い出すことができません。「ベビー服」「家電」「食器セット」などいくつか選択肢を出してあげると相手も選びやすくなり、たとえそこに欲しい物がなかったとしても「それなら〇〇が欲しい」と本音で答えてくれるでしょう。
まとめ
出産祝いは新しい家族が増えた喜びを、一緒にお祝いするためのプレゼントです。相場や選ぶ品はそれぞれ違いますが最低限のマナーを守り、喜ぶ顔が浮かぶようなプレゼントを選べば失敗はしないでしょう。何にしようか迷ったときは、ためらわずに本人に聞くのが一番です。
あなたの祝福の気持ちが伝わる、とっておきのプレゼントを選びましょう。