おやこのひきだし
2020.04.17
一人で頑張りすぎていませんか?育児中の息抜きについて
子どもと一緒に過ごす時間は幸せなはずなのに、ワンオペ育児では自分の時間が取れず精神的に参ってしまいます。とくに子どもを保育園に預けているワーキングマザーは、毎日忙しく、なかなか息抜きする時間が取れないでしょう。
あなたは「たまには一人の時間がほしい」と思うことに罪悪感を持っていませんか? 体も心も元気でいるためには、リフレッシュする時間が必要です。この記事では、育児中にできるおすすめのリフレッシュ方法をご紹介いたします。
時間を確保するためには
子どもと離れて息抜きするには、誰かに預かってもらう方法と時間を作る方法の2通りがあります。次のような方法で、息抜きの時間を確保してはいかがでしょうか。
家族に預かってもらう
時間を確保するための最も簡単な方法は、パパや実家に子どもを預けることです。たとえば月に2回程度、土曜日はパパに育児を任せて息抜きするなど、曜日を決めておくのもアリですよ。子どもの後追いが激しい場合、あまり長時間は預けておけないかもしれませんが、美容院に行くなど短時間でもとてもリフレッシュになりますよ。
ファミリーサポートやベビーシッターを利用
ファミリーサポートは、育児を援助してほしい人と援助したい人が会員になり、育児を助け合う仕組みです。利用できる子どもの年齢や利用料は市町村によって異なるので、お住まいの地域のファミリーサポートを確認してください。母親が育児を離れて自分の時間を持ちたいとき、乳幼児を連れてのお出かけが難しいときなどにも利用できます。
ベビーシッターはファミリーサポートに比べると費用が高めですが、シッターは保育士経験がある人も多いため安心です。保育経験が豊富なシッターなら、きっと子どもも楽しい時間を過ごせるはずです。せっかくの息抜きの時間なので安心して子どもを任せたい人は、ベビーシッターを利用するのもおすすめです。
子どもが寝ている時間を活用する
子どもがお昼寝してから、大急ぎで家事を片付ける人も多いことでしょう。しかし、たまには子どもが寝ている時間を息抜きの時間に充ててはいかがでしょうか。せっかく手に入った自由時間でも家事に費やすと、ずっと動きっぱなしで疲れてしまいますね。たまには自分の好きなことをして、気分転換もいいですね。
家事を手抜きする
育児も家事も完璧を目指さず、ある程度のところで満足すれば、家事の時間が短縮され息抜きの時間を確保できます。ときにはお惣菜や冷凍食品を活用して、料理の手抜きをしましょう。掃除はロボット掃除機、食器を洗うのは食洗器など、時短家電を導入すると息抜きの時間を捻出できます。育児と家事を一人で頑張り過ぎず、手抜きできる家事を見つけて、上手に時間を作ってください。
早起きして自分の時間を作る
「一人の時間がほしい」という人には早起きをおすすめします。夜は子どもが寝てしまっても、仕事から帰ってきたパパと一緒にテレビを見たり、子どもの話をしたりしているうちに、いつの間にか寝る時間になってしまいませんか?パパと過ごす時間も大切ですが、一人の時間を作りたいなら早朝の時間を活用しましょう。
いつもより1時間早起きすれば、この時間は誰にも邪魔されない時間として好きなことを楽しめます。朝の静寂の中、好きなアロマを炊き、ゆっくりお茶を飲みながら読書…自分だけのぜいたくな時間を確保したいなら、少しだけ早起きしてみませんか。
育児の息抜き方法8選
細切れの時間から、休みを利用したものまで、さまざまな息抜き方法があります。おすすめの息抜き方法を8つご紹介いたしますので、育児に疲れる前にぜひ試してみてください。
1.録画した番組を観る
恋愛ドラマが好きでも、子どもが一緒だと子ども向けの番組ばかり観ることになるでしょう。たまには自分が好きな番組を観て息抜きしませんか?
好きなテレビ番組は録画しておき、子どもが寝てからゆっくり観ましょう。途中で邪魔されることもないので、いい息抜きになるはずです。
2.泣ける映画を観る
育児で疲れてしまったときは、子どもを寝かしつけてから泣ける映画を観るのもおすすめです。「涙活」という言葉があるように、泣くこともストレス解消です。しかし、どんな涙でもいいわけではありません。心が震えるような感動の涙がストレス解消に効果的です。
感動の涙を流した後は、スッキリするでしょう。モヤモヤした気分は解消され、清々しい気分になれば、子どものかわいい寝顔を見ながら「また頑張ろう」と思えるはずです。
3.ママ友とランチする
子どもを幼稚園に通わせているママなら、子どもが留守中にママ友とランチしてリフレッシュしてはいかがでしょうか?同じ年齢の子どもを持つ親として、お互いの悩みを打ち明ければ、話しているうちに元気が出てくるはずです。
子どもが帰ってきてから親子で集まるのも楽しいですが、やんちゃ盛りの子どもが気になって会話に集中できないかもしれません。じっくり会話したいなら、子どもの留守中が一番です。
4.プチぜいたくしてみる
子どもが生まれると、何でも子ども中心で自分のことは後回しになりがちです。たまには自分のためにプチぜいたくしてみませんか。過剰なぜいたくは罪悪感に苛まれますので、小さなぜいたくにしておきましょう。たとえばちょっと高いスイーツを自分のために買ってみてはいかがでしょうか。美味しいものを食べることは、ストレス発散にもなります。
5.趣味を楽しむ
仕事や家事・育児に忙しくて、趣味を楽しむことを忘れてしまっている人もいるでしょう。しかし、趣味の時間は生活に潤いを与えます。独身時代に好きだったことなどを思い出して、もう一度趣味を楽しんではいかがでしょうか。
もし趣味がないという人は、自宅で楽しめることを始めてみると、子どもが寝た後のすき間時間を利用して楽しめます。ガーデニング、読書、ポイ活、アクセサリー作りなど、自宅で楽しめる趣味はたくさんあるので、さっそく何か始めてみてはいかがでしょうか。
6.子どもと個室ランチで気分転換
子連れ同士で遊ばせたいというときは、個室完備のカフェがおすすめです。子ども同士で遊ばせている間にママたちはお茶やスイーツを楽しめます。普通のカフェだと子どもが泣いたり騒いだりしたとき、周りの目が気になってしまいますが、個室なら周りに気兼ねなく寛げるでしょう。子連れ同士のランチ会にぴったりです。
誰かの家に遊びに行くのもいいですが、たまの外食は気分転換になり、子どもも喜ぶはずです。
7.ゆっくりお風呂に入る
パパの帰りが遅ければ、ママがお風呂に入れてあげることになるでしょう。子どももいずれは一人でお風呂に入るようになります。親子のバスタイムは今だけの楽しい時間ですが、なかなかリラックスできないかもしれません。
たまにはゆっくりお風呂に入る時間を作ってみませんか。好きな香りの入浴剤を準備しておきましょう。ゆっくり入るなら、ぬるめの温度で半身浴がおすすめです。寒さを感じる場合は、肩にタオルをかけておきましょう。本を持ち込んだり音楽を聞いたりして好きなことを楽しむと、すっかりリフレッシュできるはずです。
8.旅行に行く
家事と育児の隙間時間にできる息抜きもありますが、たまには休みを利用して旅行に行くのもいいですね。家事や育児に追われる毎日でも、先の楽しみがあれば乗り越えられます。旅行中は家事から解放されるので、思う存分息抜きできるでしょう。
年に1~2回でも家族旅行を計画してみてはいかがでしょうか?旅行中に撮影した写真は、家族のいい思い出になります。育児に疲れても、アルバムを振り返れば元気が出てくるかもしれません。
育児の息抜きのポイント
息抜きしたはずなのに、なぜか全然スッキリしないということがあるかもしれません。上手に息抜きするには、次のポイントに気をつけてください。
息抜き中はしっかり休む
せっかく息抜きの時間を作ったのに、家事が気になったり、心配事を思い出したりしては、体も心も休まりません。子どもをパパに任せてお出かけしても、子どもが気になってすぐに帰ってしまうママもいるようです。息抜き中は余計なことを考えないようにして、休むことに専念しましょう。
自分へのご褒美を
先ほどの「プチぜいたく」のように、自分へのご褒美があると励みになります。他におすすめなのは、ショッピング、ネイルサロン、エステ、マッサージなどです。
自分にお金をかけることを「家族に悪い」なんて思わないでください。もちろん家計に負担をかけるほどの散財はいけませんが、少しくらいのぜいたくで気分よく過ごせたら、家族もきっと喜んでくれるはずです。
誰かに話しを聞いてもらう
育児の悩みや不安を抱えている人は、誰かに話を聞いてもらうだけでも気分がスッキリします。パパや両親、ママ友や昔からの親友に話を聞いてもらうと心が軽くなるかもしれません。話を聞いてもらう相手には、自分の話に共感してくれる聞き上手を選びましょう。上から目線でアドバイスされると、息抜きどころかストレスの原因になりかねません。話を聞いてもらうときは、相手選びを間違えないようにしてください。
預かってくれた人には感謝を
ママが子どもを預けて息抜きすることに罪悪感を持たなくていいといっても、息抜きしている間に子どもを預かってくれた人には感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
「いつも私ばかり大変なんだから、休日くらいパパが子どもの世話をして当然」という態度はNGです。「今日はありがとう。おかげで息抜きできたし明日から頑張るね」という感謝の一言があれば、ご主人もできるだけ育児に参加して、できるだけママに楽してほしいと思ってくれるでしょう。
自宅でできる息抜きなら、子どもが寝た後や家事の手抜きをして時間を作れますが、外出となると誰かのサポートが必要です。子どもを預かってくれた人にはきちんと感謝の気持ちを伝えることで、今後も良い関係が築けます。
まとめ
育児は毎日のことなので、たまには息抜きが必要です。休日はパパに子どもを任せれば、自分の息抜きになり、育児の苦労を理解してもらえるでしょう。パパや両親に預かってもらう以外にも、さまざまなサービスを利用することもおすすめです。ママが疲れて不機嫌だと、子どもにも伝わってしまいます。
いつもご機嫌なママでいるためにも、上手に息抜きしてください。