保育士のひきだし
2020.02.05
保育士の必需品・便利グッズを紹介
日々の保育のほか、事務作業に飾り付け、イベント準備…と、さまざまな業務に追われる保育士。
それぞれの仕事を安全に、そして効率よく進めるために、便利グッズをフル活用しましょう。持っているかいないかでは大違いですよ!
これから保育士になる学生の方や新人保育士、さらにはベテラン保育士の方にもおすすめしたい、絶対にそろえておくべき保育士の必需品と、持っておくと役に立つ便利グッズをご紹介いたします。
保育士の必需品
早速、保育士の必需品からみていきましょう。それぞれのアイテムが必要になる理由と購入する際のポイントも併せてご紹介いたします。
エプロン
保育士にとってエプロンはユニフォームです。大きなポケットは道具をたくさん持ち歩く保育士には不可欠ですし、子どもの嘔吐や粗相で衣類を汚さないためにもエプロンは必須アイテムです。
なお、園によって、使用するエプロンのタイプが決まっていたり、キャラクターものがNGの場合があるので注意しましょう。
とくに指定がなければ、すっぽりとかぶることのできるエプロンがおすすめです。たくさんの保育アイテムを入れるため、大きめのポケットが2つ付いていることも要チェック。
汚れたときの着替え用、洗濯後に乾かなかった場合の予備として、4枚程度は準備しておくといいですね。
時計
保育園では規則正しい生活習慣が大切です。そのため、園内で過ごしているときも、外遊びや散歩をしているときも、常に時間のチェックができるよう必ず時計を準備しておきましょう。
時計のタイプは、腕時計だと使い勝手がよいのですが、乳児を抱っこするとき手首の時計が引っかかって危険な場合もあるので、腕につけないナースウォッチもおすすめです。
水で遊んだり、子どもたちと走り回っても壊れないよう、防水タイプや衝撃に強いタイプを選ぶとよいでしょう。
メモ帳・筆記用具
保育日誌や連絡帳などの事務作業は、保育の合間に時間ができれば少しでもこなしておきたい仕事です。作業効率を上げられるよう、お気に入りのペンや疲れにくいペンなどを準備しておきましょう。
また、連絡事項やToDoリストなどをすぐに書き込めるよう、メモ帳も必須。ペンとメモ帳のセットは、常にエプロンのポケットに入れておきましょう。
スニーカー
保育士の外履きは子どもたちと園庭を走り回ったり、散歩へ出かけたりするのでスニーカーが基本です。長時間履き続けても疲れない、自分の足にぴったり合ったものを選びましょう。手を使わなくてもすぐに脱ぎ履きできるタイプがおすすめです。
ハンカチ・ティッシュ
小さな子どもは、身の回りの衛生に保育士の手が必要です。鼻水やよだれ、口周りの汚れなどをサッと拭いてあげられるよう、ポケットティッシュやウェットティッシュは常に持ち歩くようにしましょう。
また、清潔なハンカチやハンドタオルを多めに常備しておくと安心です。
帽子
外でのびのび遊ぶのも大切な保育です。暑い時期には、熱中症対策や日焼け予防に、日差しを遮り通気性のよい帽子が必要です。寒い時期には、ニット帽がおすすめです。
なお、装飾が多い帽子は避けたほうが無難です。小さな飾りなどが知らない間に取れてしまった場合、誤飲を招く恐れがあります。できるだけシンプルなものを選びましょう。
保育士の便利グッズ【外出編】
保育士の必ずそろえておくべきマストアイテムを把握したら、続いては、あると便利なおすすめグッズをご紹介いたします。
それでは、保育士の便利グッズ【外出編】からみていきましょう。
リュック・ウエストポーチ
散歩や外遊び、遠足などの外出時には、両手の空くリュックやウエストポーチをおすすめします。
オムツやおしりふき、救急グッズや着替え、ペットボトルなど、外出時に必要となる荷物をしっかり収納できるよう、機能が充実したデザインがおすすめです。
おんぶ紐
0~1歳クラスの子どもたちと散歩に出かける際、あると便利なのがおんぶ紐です。
バギーに飽きてしまったり、歩き疲れてしまったりと、外出先で子どもがぐずってしまうケースは多いもの。
そんなとき、おんぶ紐でおんぶをしてあげると、子どもの気持ちを切り替えてあげることができますよ。
笛(防犯ブザー)
不審者と遭遇したときには、子どもたちの安全を守るため周囲の人たちにいち早く危険を知らせることが重要です。そのため、外出時には笛や防犯ブザーがあると安心ですよ。
タオル
公園で遊ぶとき、子どもたちの服が水で濡れたり、泥や砂で汚れてしまう場合もありますよね。そんな時欠かせないのがタオルです。
また、トイレのない公園でのおむつ替えや泥だらけになってしまった場合に備えて、バスタオルがあると安心です。おむつ替え時にはカラダの下に敷いてあげられますし、バギーの座面に敷けば、泥だらけの子どもたちが乗っても安心です。
アームカバー
散歩や外遊び時の日焼け対策に活躍するのがアームカバー。
「気づいたら半袖と腕の境目にくっきりと日焼け跡が残ってしまった…」、そんなことにならないよう、準備しておくと便利です。
保育士の便利グッズ【文房具編】
事務作業や製作に文房具は欠かせませんね。毎日のことなので便利なアイテムで効率化を図りましょう。そこでここからは、あるとかなり役に立つ!便利グッズ【文房具編】をみていきましょう。
のり・テープ類
製作には、のりやテープが必需品です。通常の液体のりやセロハンテープだけでも事足りますが、用途に合わせて使い分けすると仕上がりもきれいで、後から剥がれたり、使いにくいということにもなりません。種類の異なるのり・テープ類を準備しておきましょう。
例えば、
- のりなら…スティックのり・テープのり・ボンド・接着剤、など
- テープなら…ガムテープ・両面テープ・マスキングテープなど
はさみ
はさみも製作に欠かせません。通常のはさみのほか、ギザギザばさみ・なみなみはさみ・チタンはさみなど、変わり種のはさみをいくつか準備しておくと製作物の幅が広がりますよ。
ただし、刃物の取り扱いには十分注意しましょう。使ったら放置せず、必ず子どもたちの手の届かない場所に片付けましょう。
ペン
保育士にとってペンもマストアイテムのひとつ。ボールペンや油性ペンなどの基本的なペンに加え、蛍光ペン・キラキラペン・もこもこペンなど、ちょっと変わったペンを用意しておくとさまざまな表現ができます。
子どもたちとのお手紙交換でかわいいペンを使えば、大喜びしてもらえますよ。
付せん
メモにも、目印にも、しおりにもなる付せんは、ポケットに常備しておきたいアイテムです。直接名前を書けないものに付せんをはって名札代わりにすることも可能です。
罫線が入っているデザインならToDoリストとしても使いやすいでしょう。
クリアファイル・ファイル袋
大事な書類の紛失防止には、クリアファイルやファイル袋を活用しましょう。名簿や配布物は汚れたり、水に濡れてしまわないよう大切に保管しなくてはいけません。用途ごとに色や絵柄を分けて使うとより便利です。
とくに、まとまった量の書類なら中身が飛び出さないフタ付きのものがおすすめです。
スタンプ
かわいい絵柄のスタンプもいくつかそろえておきましょう。連絡帳に使ったり、お手紙交換や、何かのごほうびに押してあげると、子どもたちが喜んでくれますよ。
印鑑
保育日誌や会議書類など、サインが必要な場面は多くあります。用途に合わせて使い分けできるよう、三文判とシヤチハタの両方を持っておくと便利です。
保育士の便利グッズ【番外編】
最後に、保育の質を上げるためのお助けグッズやトラブル発生時の緊急グッズなど、あると役立つ保育士の便利グッズ【番外編】をみていきましょう
絵本
クラスの本棚に置いてある絵本とは別に、何か特別な絵本を何冊か準備しておくと重宝します。
プールやお芋ほり、クリスマスやお正月など季節のイベントがテーマの絵本を読んであげれば、子どもたちは季節や行事と関連づけながら、興味を持って聴いてくれます。また、音の出る絵本、飛び出す絵本などのしかけ絵本があれば、注目してほしい場合の導入アイテムとして使えます。
CD
猛暑日や雨の日、雪の日など、外遊びができない日には、室内でカラダを動かせるリトミックCDがあると重宝します。
また、話題のアニメや映画、人気のキッズソングが収録されたCDもおすすめ。お昼の時間にかけたり、注目してほしいときにかけたりと何かと役立ちますよ。
救急セット
子どもたちのケガにすぐ対応できるよう、絆創膏・消毒液・ガーゼなどの救急セットを携帯しておくと便利です。
そのほか、急な発熱や転んで顔や手足が腫れてしまった場合などに備えて、冷えピタや保冷剤も重宝します。
薄手のビニール手袋・ゴム手袋
子どもが嘔吐してしまったり、おもらししてしまったときなどに活躍するのがビニール手袋やゴム手袋。
ノロウイルスやロタウイルスといったウイルスの感染を拡大させないためにも必要なアイテムです。
まとめ
日々の保育に加えて事務作業や製作など、さまざま業務をこなす保育士には、必需品がたくさんあります。
仕事の効率化を図り、安全で質のよい保育の実現のため、準備は入念に、また自分の使いやすい道具をそろえておくことが大切です。道具の組み合わせや工夫次第で業務の負担がぐっと軽くなるので、仕事のモチベーションもアップします。
なお、保育園の方針や担当するクラスの年齢によって必要なものは変わるので、事前に確認しておきましょう。
仕事を進めていくうちに「これもあったら便利」というものが出てくることでしょう。マストアイテムをしっかりとそろえたら、あとはその都度必要なものをそろえて、日々の保育に活かしていきましょう。