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保育士のひきだし

2019.09.17

保育士の自己紹介。子どもたち&保護者向けの内容を紹介!

就職や転職での初勤務、新しいクラスでの新年度など、新しい環境で仕事を始める保育士にとって、重要となるのが自己紹介。これから一年間、子どもたちや保護者の方と信頼関係を築いていくために、しっかりと自己紹介をして、良い印象を持っていただきたいものです。

 

とはいえ、自己紹介ってなかなか難しい…。どのようにすれば、相手に伝わる自己紹介ができるのか、頭を抱えてしまいますよね。

 

そこで、自己紹介のポイントや注意点を詳しくご説明します。さらに、自己紹介の例文もご紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね。

 

新年度には、自信をもって自己紹介をしていきましょう!

 

自己紹介の基本マナーと注意点

冒頭でもお伝えした通り、新年度にまず重要となるのが自己紹介です。一年間一緒に過ごす子どもたちやその保護者の方に好印象をもってもらうためには、一体どのようにすれば良いのか、早速、自己紹介のコツを探っていきましょう。

 

明るい笑顔

最も大切なのは、明るく笑顔で自己紹介をすることです。人の第一印象は、初対面の数秒~15秒程度の短時間に、視覚からの印象で決まると言われています。

 

そのため、子どもたちや保護者の方に「この先生、やさしそう」、「この先生なら、楽しく子どもと接してくれそう」と思ってもらうためには、最初が大事です。何よりもまず、笑顔で元気に、を意識して自己紹介していきましょう!

 

とはいえ、自己紹介当日は緊張して顔がこわばってしまいがちに。自然な笑顔を作れるよう、鏡を見ながら事前にトレーニングしておくことをおすすめします。

 

元気にはきはきと、簡潔に話す

元気な声ではきはきと自己紹介することも大切です。元気に話すだけでその場の雰囲気が明るくなりますし、はっきり話すことによって、子どもや保護者の方に、保育士としての自信が伝わります。

 

そのため、「この先生なら安心して任せられそう」と信頼関係を築きやすくなります。

 

また、「〇〇で、××で…」とダラダラと話が長くなってしまったり、「○○なので~、××だと思います~」と語尾を伸ばして話すことも、あまり印象の良いものではありません。簡潔に、語尾を言い切って話すことも意識してみてくださいね。

 

前項でご説明した、明るい笑顔とセットにして、笑顔で元気にはきはきと、そして簡潔に自己紹介しましょう。

 

身だしなみに配慮

すでにご説明した通り、第一印象は初対面のわずか数秒の間にほぼ決まってしまいます。そのため、見た目もかなり重要事項。自己紹介前には、しっかりと身だしなみを整えることをおすすめします。

 

  • 寝ぐせなどで髪がボサボサになっていないか
  • 爪が伸びていないか
  • 洋服にしわや汚れはないか
  • 露出度の高い服装になっていないか
  • メイクが濃すぎないか
  • 猫背になっていないか、など

清潔感のある服装や髪形を心がけましょう。

 

また、猫背などで姿勢が悪いと、それだけで「やる気や自信がなさそう…」という印象を与えてしまいがちです。深く深呼吸し、背筋を伸ばして自己紹介に挑んでくださいね!

 

意欲や特技・経験を伝える

自己紹介では、自分をより理解してもらうために、意欲や特技経験を伝えて自己アピールすることも大切です。保育の現場に役立ちそうなピアノや製作、スポーツなどの特技があれば、経験を踏まえながら伝えてみましょう。

 

「子どもたちの個性を大事にしながら、いつも笑顔のあふれる楽しいクラスづくりをしていきたいです」など、意欲を伝えるのもおすすめです。

 

【保護者向け】自己紹介のポイントと例文

自己紹介のポイントを押さえたところで、ここからは実践編。具体的な自己紹介の例をご紹介していきます。

 

まずは、保護者の方向けの自己紹介について確認していきましょう。

 

保護者向け自己紹介のポイント

初対面の保育士の自己紹介の際、保護者の方が何よりも重視しているのは、「この先生に一年間子どもを預けて大丈夫か」という点。大切な我が子を預けるのですから、当然ですよね。

 

そのため、笑顔や身だしなみに気をつけると言った基本マナーの徹底はもちろんのこと、どんなクラスを作っていきたいのか、子どもたちにどのような経験をさせてあげたいのか、一年間担任として関わっていくことの目標や抱負をしっかり伝えるようにしましょう。

 

保護者に安心感を与え、「この先生なら大丈夫そう!」という印象を持ってもらうことが大切です。

 

保護者向け自己紹介の例文

4月から〇〇組の担任をさせていただくことになりました、△△と申します。

 

小さいころからピアノを習っていたので、演奏と歌を得意としています。子どもたちと毎日元気に楽しく歌っていきたいです。

 

また、日々の保育では、子どもたち一人ひとりの個性を大切にし、一緒に笑ったり喜んだり、気持ちを共有しながら、笑顔のあふるクラスを作っていきたいと思っています。

 

保育園のことや子育てのことなど、何か気になることがありましたら、ぜひ遠慮なくお声がけください。

 

これから一年間、どうぞよろしくお願いいたします。」

 

おたよりでの自己紹介のポイント

園だよりやクラスだよりなどで保護者の方へ向けた自己紹介を載せる場合もありますよね。そこで、保護者向け自己紹介の総仕上げとして、おたよりでの自己紹介のポイントと例文を確認しておきましょう。

 

おたよりの自己紹介のポイント

おたよりに自己紹介を載せるときのポイントは、次の通りです。

 

  • どんなクラスにしていきたいのか抱負・目標を載せる
  • 柔らかい印象の言葉を選ぶ(堅苦しくなりすぎない)
  • 分かりやすい言葉で簡潔にまとめる

誰が読んでも理解してもらえるよう分かりやすく簡潔な言葉、親しみを感じてもらえるようやわらかい言葉を使って、自己紹介と一年間の抱負や目標を伝えましょう!

 

おたよりの自己紹介例文

「○○組の担任をさせていただくことになりました、△△です。

 

保育園楽しい!また明日も行きたい!と思ってもらえるような環境づくりに努め、子どもたちが毎日のびのびと、笑顔で活動できるようなクラスにしていきたいと思います。

 

また、保護者の皆様と共に、子どもの成長を喜び合えたらと思っております。

一年間、どうぞよろしくお願いいたします。」

 

「□□組の担任をさせていただくことになりました、××です。

体を動かすことが好きなので、子どもたちと園庭で元気いっぱい走り回って遊んでいきたいです。

 

また、子どもたちが楽しい思い出をたくさん作ることができるよう、一生懸命努めていきたいと思います。一年間、どうぞよろしくお願いいたします。」

 

【子ども向け】自己紹介のポイントと例文

続いても実践編。次は、子どもたち向けの自己紹介について確認していきましょう。

子ども向け自己紹介のポイント

子ども向けの自己紹介では、まず、子どもたちの興味をひきつけることが大切です。

 

子どもたちは大人とは異なり、自ら話を聞こうとする姿勢にはなってくれません。そのため、身振り手振りのアクションを大きくしたり、手遊びやエプロンシアターなどを使ったりして、こちらに視線や意識を向かせてから自己紹介をはじめましょう。

 

また、自己紹介では、子どもたちがしっかりと内容を理解できるよう、分かりやすい言葉選びが重要です。

 

笑顔はもちろんのこと、大きな声でゆっくりと、子どもたち一人ひとりの目を見ながら話してあげましょう。

 

自己紹介のおすすめアイテム

ここで、子供たちの視線をひきつけること間違いなしの自己紹介おすすめアイテムをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

 

スケッチブック

スケッチブックに、自分の似顔絵や好きな食べ物、得意なことを絵にかいて、子どもたちに見せながら自己紹介。言葉だけよりも伝わりやすく、印象にも残りやすくなりますよ。

 

エプロンシアター

エプロンを舞台に見立てて、ポケットから人形を取り出したり、エプロンに貼りつけたりしながら演じていくエプロンシアターは、見ごたえ抜群。準備は大変ですが、エプロンシアターで自己紹介すれば、子どもたちみんなが楽しんで聞いてくれること間違いなしですよ。

 

エプロンシアターは丈夫なので、繰り返し使えるのもポイントです。

 

ペープサード

紙と割りばしで作る紙人形劇のペープサードを使って自己紹介するのも良いですね。自分を登場させて、名前や得意なこと、好きな食べ物などを楽しくアピールしましょう。

 

クイズ

45歳児のクラスでは、「先生の好きな食べ物はなんでしょう?」「先生の好きな色はなんでしょう?」など、クイズ形式にしながら自己紹介するのもおすすめです。自然と子どもたちの興味をひきつけることができますし、楽しみながら話を聞いてくれますよ。

 

手遊び

子どもたちの意識を向けるために、自己紹介の前に簡単な手遊びをするものおすすめです。

分かりやすく楽しい手遊びをセレクトしましょう。

 

  • はじまるよったらはじまるよ

https://www.youtube.com/watch?v=a3c6_I1r9kw

  • とんとんとんとんひげじいさん

https://www.youtube.com/watch?v=vi9jvnwiVxE

  • あたま・かた・ひざ・ポン

https://www.youtube.com/watch?v=xSHIe2gqa4o

 

子ども向け自己紹介の例文

「今日から○○組の担任になりました、△△ △△(名前)です。△△先生って呼んでね!先生の好きな食べ物は、りんごです。みんなはどんな食べ物が好きかな?

 

それから、ピアノを弾くことと、外で元気に遊ぶことが大好きです。みんなと一緒に、楽しく歌を歌ったり、いっぱい体を動かしてたくさん遊びたいと思っています。

 

早くみんなと仲良くなりたいと思っているので、今日からよろしくお願いします!」

 

まとめ

第一印象を決める重要な自己紹介。初対面の子どもたち、大勢の保護者の前であいさつをするのはとても緊張するものです。事前にしっかりと準備や練習をして挑んでくださいね。

 

ポイントは、笑顔・身だしなみ・元気にはっきりと話すこと!そして、一年間の抱負や目標を簡潔に伝えることです。

 

自己紹介は、これから一年間、子どもたちや保護者の方と信頼関係を築いていくためのはじめの一歩。新年度には、ぜひ自信をもってステキな自己紹介をしていきましょう!


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