おやこのひきだし
2019.08.23
幼児向けプログラミング学習法。おもちゃを活用してプログラミングを楽しく学ぼう!
プログラミングは、2020年から小学校の必須科目になります。それに伴い、保護者の方のプログラミングへの関心が高まっています。「小学校入学前に、遊びでプログラミングを取り入れたいけれど何から始めればいいんだろう」「プログラミングを学べるおもちゃが知りたい」「子どもにプログラミングを習わせたい」という保護者の方が増えているのです。
ただし中には、「なぜ小学校でプログラミングが必須科目になるのか分からない」「プログラミングを学ぶ効果が知りたい」という方もいるはず。
そこで今回は、プログラミングを学ぶ効果やおもちゃを活用した幼児向けの学習法についてご紹介いたします。プログラミングが必須科目になることには、きちんとした理由がありますよ。
プログラミングとは
そもそもプログラミングとはどのようなものなのか、実はよく分からないという保護者の方は多いのではないでしょうか。難しそうな印象を持つ方も多くいるでしょう。
プログラミングとは、プログラムを組んでコンピューターに指示をすることです。プログラムは予定表や計画を意味するもの。例えば歩く動作を指示するときは、まず右足を出して、次に左足を出して進むというように、動作を一つひとつ丁寧に指示する必要があるのです。
また、コンピューターに伝えるにはプログラミング言語というコンピューターに伝わる言葉で指示しなければなりません。
コンピューターは、人が指示した通りに行動します。もし指示する内容が違っても、コンピューターは自分で判断することができないので、間違った指示に従います。意図する動作をさせるためにはゴールに向かうまでの動作を正しく、なおかつ細かく指示する必要があるのです。
機械が動くのは、コンピューターがプログラミングされているからです。生活の中は、プログラミングされたものであふれているのです。
子ども向けプログラミング教育の効果
プログラミングが小学校で必須科目になるとはいえ、プログラミング教育がなぜ必要なのか、どのような効果があるのかなど、知っている方はそこまで多くありません。プログラミング教育の本質は、プログラミングができるようになることよりも、プログラミング的思考を養うことです。
そこでまずは、子ども向けプログラミング教育の効果についてご紹介いたします。
論理的に考える力をつける
プログラミング教育は、論理的な思考力に影響を与えると考えられています。論理的に考える力とは、物事に対して道筋を立てて考え結論を出すこと。そしてさらに、目的達成までの計画を立てることです。
先述した通りプログラミングとは、コンピューターに細かく指示することで動作を実現することです。コンピューターに自分のしてほしいことを実現させるには、どのように指示すればよいのか考えますよね。指示する内容を間違うとエラーが出るので、成功するための正しい計画を立てて指示しなければなりません。つまりプログラミングを体験することで、論理的思考が身についていくのです。
ちなみに論理的思考が高い人は、難しい事柄でも相手に分かりやすく伝えることができます。相手に対して、自分の言いたいことがうまく伝わらないという事態を防げるのです。
論理的思考によって、コミュニケーションが円滑になり、言葉に説得力が生まれるなど、将来的には仕事にも良い影響を与えてくれるでしょう。
問題分析力・解決力が身につく
プログラミング教育は、問題分析力や解決力が身につくと言われています。なぜなら、プログラミングは失敗の繰り返し。エラーがでることが多いのです。
コンピューターに目的の動作をさせるためには、まず失敗した原因を探る必要があります。そして次からどうすればいいのか、試行錯誤しながら問題を解決してきます。
問題分析力や解決力は生きていくうえで大切な力。プログラミングに限らず、人生の中でも失敗することは数多くありますよね。失敗したことで落ち込み、諦めてしまう人も多いはず。問題分析力や解決力があれば、失敗を糧に成長できるのです。
自己実現力が養われる
プログラミングは、頭に浮かんだイメージを形にしていくこと。つまり、自己実現力が養われるのです。
なりたい自分になるため、夢を実現するためなど、豊かな人生を生きるためには自己実現力が必要だと言われています。自己実現力があれば、人生の選択肢も広がりますよ。
遊びながらプログラミングを学ぶ方法
それでは次に、遊びながらプログラミングを学ぶ方法について見ていきましょう。プログラミングは初めてという方でも、簡単にできるものばかりなのでおすすめですよ。
プログラミングトイで遊ぶ
プログラミングトイで遊びながら、楽しくプログラミングを学びましょう。保護者の方も一緒に遊ぶことで、子どものプログラミングへの興味が高まりますよ。
Let’s Go Code アクティビティセット
Let’s Go Code アクティビティセットは、体を使って遊びながらプログラミングを学ぶことができるもの。パーティーゲームのようなプログラミングトイです。
遊び方は迷路マットで迷路を作り、ロボット役の人がスタート地点に立ちます。他の人がコーディングカードを使って、ゴールまでの動きを指示するのです。正しく指示することができれば、ゴールまで進むことができますよ。
体を使うことで、より分かりやすくプログラミングの世界を知ることができるでしょう。家族で遊んでみてはいかがでしょうか。盛り上がること間違いなしです。
Code and Goロボットマウスアクティビティセット
Code and Goロボットマウスアクティビティセットは、小さいネズミロボットと迷路を使ったプログラミングトイです。
遊び方はまず、迷路のパーツを使い、迷路を作ります。ゴールの上にはチーズのかけら。次に、スタートからゴールに行くためにはどのように進めばいいのかコーティングカードを使って考えます。そして、ゴールまでの道順をネズミロボットの背中にあるスイッチを押して指示するというものです。
正しくスイッチを押して指示することができたら、ネズミロボットはチーズまでたどり着けます。大人も夢中になれるほど、おもしろさ満点ですよ。
ビジュアルプログラミングで学ぶ
絵や図でコンピューターに指示するビジュアルプログラミングで学ぶ方法もあります。ビジュアルプログラミングは、視覚的に分かりやすいというメリットがありますよ。
Viscuit(ビスケット)
ビスケットは、無料で遊べるプログラミングのアプリです。描いた絵をメガネという独自の部品を使って動かすことで、プログラミングを学べるというもの。遊んでいるうちに、プログラミングの仕組みを理解できるのです。
ビスケットの遊び方に慣れてくると、さまざまな種類の複雑なゲームを作ることができますよ。無料なので、一度試してみてはいかがでしょうか。
ビスケットを開発している合同会社デジタルポケットでは、プログラミングを体験するイベントも多数開催していますよ。
Ozobot(オゾボット)
オゾボットは、世界中で選ばれているプログラミング教材の1つです。
オゾボットの遊び方はシンプル。紙やスマホ、タブレットなどに書いた線に沿って、オゾボットが進むというもの。自分の指示通りに動いてくれるだけではなく、線の色を変えるとその通りに発色します。
オゾボットは、感覚的にプログラミングを学ぶことができるのでおすすめです。オンラインでOzoBlocklyという無料ツールを使うと、より複雑なプログラムを組むことができますよ。
プログラミングイベントに参加
プログラミングイベントに参加し、プログラミングの楽しさに触れてみてはいかがでしょうか。これからご紹介する2つのイベントは、参加料無料です。
CANVAS
CANVASでは、プログラミングを体験できるイベントを全国で開催しています。プログラミングでおもちゃを作ってみたり、キャラクターを動かしてみたり。どれも楽しいイベントばかりです。遊びを通じて、プログラミングの世界を体感できますよ。
未就学児が参加できるイベントも多数あるので、ホームページで確認してみましょう。
ベネッセ
ベネッセでは、プログラミングを通じて算数を学ぶイベントが開催されました。2019年に行われたイベントではビザデリバリーがテーマ。プログラミングをしてロボットを動かし、注文されたピザを時間内に届けるのです。目的地までの経路を計算したり、チームで協力したり、と子どもたちは夢中になって取り組みます。
算数が苦手な子どもは多いですよね。プログラミングを使うと、算数の仕組みを体感できるので楽しく学ぶことができるのです。
子どもがプログラミングを学ぶために保護者の方ができる3つのこと
子どもがプログラミングを学ぶためには、保護者の方はどのようなサポートをすればいいのでしょうか。保護者の方ができるサポートの方法を3つまとめました。
保護者の方も一緒に楽しむ
子どもにプログラミングを学ばせたいなら、保護者の方も一緒に楽しむことが大切です。子どもは保護者の方と楽しい時間を過ごすことで、プログラミングへの興味が深まりより学びたいと思うようになるからです。関心を持つことが、学習意欲を高めることにつながりますよ。
楽しく学ばせる
プログラミングを楽しく学べるように、サポートしましょう。無理に勉強させようとすると、子どもがプログラミングに対して苦手意識を持ってしまいます。苦手意識を持った状態では得られる効果は半減してしまいますよ。強制するのではなく、楽しく学ぶことを忘れないでくださいね。
時には見守ることも大切
時には、子どもをそっと見守ることも大切です。例えば、子どもがプログラミングをうまくできないとき、保護者の方が「~した方がいいんじゃない」と答えを出すのは控えた方がいいでしょう。保護者の方としては、子どもがうまくいかずに悩んでいると助けてあげたくなるもの。
しかし先述した通り、プログラミングは自分で考える力を養う効果があります。たとえ失敗して悩んでいても、子どもがアドバイスを求めてくるまではそっと見守ることが必要なのです。もし助けを求めてきたら答えではなく、一緒に考えて答えを導きだしましょう。子どもの自主性を尊重しましょうね。「できた」という経験は、子どもを成長させます。
まとめ
2020年より、プログラミングは小学校で必須科目になります。それにより、保護者の方のプログラミングへの関心が高まっています。プログラミング教育は、プログラミングのスキルをあげることだけが目的ではありません。プログラミング思考を養うことが本質にあります。例えば、論理的思考、問題分析力・解決力、自己実現力など。どれも実りある人生を送る上で欠かせない能力ばかりです。
プログラミングを学ぶためには、プログラミングトイを使って遊びながら学ぶ方法、ビジュアルプログラミングを使用する方法、プログラミングイベントに参加する方法などがあります。学ぶ方法はいくつかありますが、子どもが楽しく学べるように保護者の方がサポートしていくことが大切ですよ。