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おやこのひきだし

2019.04.22

登園拒否の原因と対処法。保育園・幼稚園に行きたくない子どもにどう対応するのが良いのか

子どもから、保育園や幼稚園に「行きたくない」と言われるとつらくなりますよね。保護者の方としては、元気に笑顔で登園してほしいもの。それなのに、必死にしがみついて泣かれてしまうと、胸が締め付けられるような思いになります。これまでは元気に登園していたはずなのに突然嫌がったり、休み明けに激しく抵抗したり。嫌がる子どもと向き合うのは大変なことです。

「行きたくないと言っているのに無理やり連れて行ってもいいの?」「休ませることは甘やかしなの?」「行きたくない理由をそのまま信じていいの?」など、登園拒否による保護者の方の悩みは多いのではないでしょうか。この状態が続くと、小学校に通えるのかも心配になってきますよね。

そこで今回は、子どもの登園拒否の原因と対処法についてご紹介いたします。

登園拒否の問題は多くの保護者の方が通るもの

登園拒否の問題は、多くの保護者の方が経験します。泣いている子どもを見ると、後ろ髪を引かれる思いになりますよね。始めは順調に通えていたのに、突然登園拒否をされて戸惑うこともあるでしょう。

子どもに登園拒否をされると、つらいもの。あまりに泣かれると、かわいそうなことをしているのではないかと悩み、朝から「疲れた」とため息が出てしまいます。

しかし、登園拒否は必ず終わりがやってきます。のちほど詳しく解説しますが、大変な時期は一時のことだと認識し焦らないことが重要です。

 

子どもが登園拒否をする原因

まずは、子どもが保育園や幼稚園に登園拒否する原因を探っていきましょう。「行きたくない」と言うのは、子どもなりの理由があるのです。

 

パパやママと離れるのが寂しい

大好きなパパやママと離れるのが寂しいという理由で、登園拒否をする子どもは多いです。休み明けは特に、この理由を訴える子どもが増えます。保育園や幼稚園には楽しいことがたくさんあるのですが、そこにはパパやママがいません。子どもは親の側にいると、安心できるもの。大好きな人と離れたくないので、「行きたくない」と訴えるのは、ごく自然なことなのかもしれません。

しかし、保護者の方にとっては切なくなるような理由ですよね。

 

友だちとの関わり方が分からない

友だちとの関わり方に悩み、登園拒否する子どももいます。12歳くらいまでの幼い子どもは集団遊びではなく、個々で遊んでいることが多いのですが、年少になるとお友だちと一緒に遊ぶ機会が増えてきます。

保護者の方からするとお友だちと仲良く遊んでほしいものですが、人間関係がうまくいかない子どもが少なくありません。例えば、お友だちとうまく遊べない、輪に入れない、けんかした、苦手なお友だちがいるなど、成長するにつれて悩みは深刻になってきます。

お友だちとのトラブルに悩むと、登園することが怖くなるので登園拒否につながります。

 

給食や昼寝など園生活で苦手なことがある

子どもは給食や昼寝など園生活で苦手なことがある場合、考えるだけで憂鬱(ゆううつ)になってしまい登園拒否をすることがあります。家ではある程度自由に過ごしていても、集団生活ではそうはいきませんよね。家のルールとの違いに戸惑うこともあるでしょう。集団生活に慣れるまでは、子どもにとって試練の連続かもしれません。

また、周りはできているのに自分だけできないという現実を突きつけられてストレスを感じることもあります。お友だちに感化されてやる気が出て、苦手なことを克服する子もいる反面、「できない」というネガティブな感情に悩まされる子もいるのです。

 

連休明けは複雑な気持ちになりやすい

連休明けは、登園拒否の子どもが増えます。長い期間、保護者の方と一緒にいたので離れることが寂しいという理由はもちろん。他にも生活リズムの乱れが原因で登園拒否することもあります。家で過ごすと、保育園や幼稚園の規則正しい生活ができないことが多いはず。連休明けは、規則正しい園生活に体がついていかず疲れてしまうのです。

 

入園や進級などの環境の変化

入園や進級をすると、これまでの生活とガラリと変わりますよね。環境の変化に心と体が慣れなくて、登園拒否しているのかもしれません。

大人でも新生活が始まると、慣れるまでにある程度の時間がかかることがありますが、割り切って対応していくことが多いはず。しかし、子どもは割り切って考えることが難しいので、環境の変化に慣れるまで時間がかかるのは仕方がないことかもしれません。

 

弟や妹が産まれたことがきっかけで登園拒否

弟や妹が産まれたことがきっかけで、登園拒否をする場合もあります。子どもは、赤ちゃんにママをとられてしまったようで、複雑な気持ちになっているのでしょう。自分は登園しなければならないのに、ママと赤ちゃんは家にいるという状況が、のけ者にされたようで寂しくなるのです。兄弟が産まれたタイミングで、赤ちゃん返りをすることも多いでしょう。

 

【2ページ目】「対処法」について読む


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