まなびのひきだし
2016.09.06
9.行事が近づいてくる…
むっちゃん先生、こんにちは。今週もよろしくお願いします。
(運動会などの)行事が近づいてくるといつももやもやと悩んでしまいます。子ども主体で育ってほしいと願いながら、自分が指図しているのが分かります。
いっそのことやらなくてもいいのにと思うこともあるのですが、子どもたちのはりきっている顔や保護者の喜んでいる顔を見るとやはり、少しでもよく見せたいと思うのです。行事をどのように考えていけばよいのでしょうか。
行事は晴れの舞台です。子どもも保護者も子どものすてきながんばっている姿を見せたい・見たいのです。
特に、保育所では普段の保育の中の子どもの様子を保護者が見る機会は少ないでしょうから、行事は貴重な機会です。
そうですね。貴重な機会です。
とはいえ、形を整えようとするあまり、その前の練習が息苦しく、しかってばかりいるとか、型通りに動くことを繰り返しても、詰まりません。子どももいやになりますし、そもそも子どもの力を伸ばす機会になっていません。そう意味で次の点などを配慮するとよいでしょう。
部分を導入していくと、遊びとしてももっと広げられるのではないか。例えば、クラス集団活動を運動会でやるとして、数名のグループでのその部分の遊びを導入する。子どもの面白い動きをもっと増やす。動きが固定した型通りにしない。
子どもの様子を保育士が見て、そのよい点を見つけ、拾い上げ、広げ、導入する。互いに見る場面がほしい。見て、まねて、遊んで、上手になっていくだろう。行進や並ぶなどにしても、その練習以前に、「列遊び」があってよいでしょう。
子どもたちが互いに見て、応援する場面がほしい。年長児が運動会の準備などに携わる場面がほしい。いすを並べる・片付けるなどなど。
いろいろな考えが浮かんできました。ありがとうございます。また、お願いします。
さようなら。また、来週!