まなびのひきだし
2017.03.07
02.どうして保育の計画は必要なの?
週刊むっちゃん(保育Q&A)
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保育者歴3年目の「たっくん」と5年目の「さっちゃん」。2人の保育者が、保育のあんなこと・こんなこと、素朴な疑問をむっちゃん先生(無藤隆教授)にぶつけます。2人の疑問にむっちゃん先生はどんな回答をくれるでしょう!毎週火曜日、どうぞお楽しみに。
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保育者歴3年目の「たっくん」と5年目の「さっちゃん」。2人の保育者が、保育のあんなこと・こんなこと、素朴な疑問をむっちゃん先生(無藤隆教授)にぶつけます。2人の疑問にむっちゃん先生はどんな回答をくれるでしょう!毎週火曜日、どうぞお楽しみに。
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むっちゃん先生、こんにちは。今週もよろしくお願いします。
さっそくですが、前回のアドバイスを受けて保育の計画を立てようと思うのですが、保育の計画は、計画はするけれど柔軟に対応することが大切だと聞きました。柔軟に対応するのに計画って必要ですか。
例えば、旅行でもツアーパックでまったくすべてが決まっているより、その都度、よいところを見たり、レストランに行ったりすると楽しいですが。
では、全く何もその土地のことを知らずに行けばよいのかといえば、たいていは、こことここは見たいとか、この土地はこういう名物料理があるから食べようとか思います。
そういう具体的なことはなくても、今までしたことがないことをしようとか、今回はゆっくり過ごしたいとか思います。あるいはその都度の体調で、今日は夕食は軽めがいいとかも変えてよいわけです。
そうですね。
つまり、保育の計画もおおむねのメドがあって、でも、その都度の様子で変えていくものです。ですが、その変え方は全く何でもよいというより、その時期にぜひ子どもに経験させたい事柄があるとか、その年齢ならこのくらいのところまで行くように支援したいとか考えるわけです。
そういったその都度の対応やそのための準備について、どういうことが必要かとかどういう原則に基づくかとか、さらにどういったことを子どもに経験させたいかの保育者の願いがあり、柔軟な対応が実現するわけです。
すごくよくわかりました。ありがとうございます。また、来週お願いします。
さようなら。また、来週!